地に根を張る
こんばんは。
埼玉県北本市で障害をお持ちの方の就労をサポートする事業所
「てんとうむし北本」の桜井です。
本格的な梅雨の到来ですね。
この連日の雨で、水不足が解消されることを願いつつ、
今回もブログを書かせていただいてます。
ここのところ、農業に関連した内容がおなじみとなってますが、
今回は作物の生育から感じたことを書かせていただきます。
先週末も、僕は実家の玉ねぎ収穫の手伝いをしてきました。
今年の玉ねぎは、サイズが大きいものばかりで、
中には小学1年生の甥の顔くらいの大きさのものもありました。
そのような玉ねぎは共通して、根っこが太く長いものばかりでした。
植物は、地面が常に程よく湿っている状態では、根っこをあまり伸ばしません。
なぜなら、簡単に水分が得られるからです。
しかし、乾燥した状態に置かれると、水分を求めて、地中に根を伸ばします。
つまり、適度に厳しい状況に置かれたほうが、
しっかりとした根を張ることができるのです。
そして、将来的には大きな実をつけることができるのです。
この辺りも、人と一緒だなぁとつくづく感じます。
自分が欲しいと思うものを常に与えられている人は、
自分で何かを手に入れるという努力をする機会がありません。
そうなると、自分の思い通りにならないことを他人のせいにしたり、
自分の欲しいものを手に入れている人に嫉妬したりしてしまうのです。
また、結果ばかりに注目して、自分自身の辿ってきた過程を振り返らず、
自分を成長させる機会をなくしてしまうのです。
一方、自分が欲しいものを自分の力で、もしくは他者の協力の下で
手に入れなくてはならない環境の下で育った人は、
何かを得るには、自分が努力しなくてはならないという考えに至ります。
自分の思い通りの結果にならなければ、
自分の辿ってきた過程を振り返り、自分を成長させていくのです。
植物に当てはめるなら、後者のほうが「地に根を張る」
ということになると思います。
自分が成長し続けるためにも、
根っこを地中深くにしっかりと張れるような
努力を続けていきたいですね。