アドラー心理学を参考にした心理学のお話 第21回
こんばんは。
埼玉県北本市で障害をお持ちの方の就労を支援する事業所
「てんとうむし北本」の桜井です。
昨日は十五夜、晴れていたおかげできれいな満月が見られましたね。
近所の神社では、お祭りをやっているところもありました。
今の時代、「お月見」という風習も
すたれてしまってきているのかもしれません。
皆さんはなぜ団子を食べるのか、ススキを飾るのか知っていますか?
そこには日本人が自然を愛しむ心が込められています。
時には、今日まで続いている風習の由来について調べて、
私たちの先祖が大切にしてきた「日本のこころ」に
触れてみてはいかがでしょうか。
さて、今回からは「ライフスタイルに影響を与える因子」についてお話ししたいと思います。
そもそもライフスタイルの発達はいつ頃まで続くのでしょうか。
「三つ子の魂百まで」という言葉のとおり、
人は子どものころに身についたライフスタイルによって生き続けます。
アドラー心理学では、ライフスタイルの発達は、
大体10歳くらいまで続くと言われています。
つまり、人は大体10歳くらいまでの間に、
他人や社会とのかかわり方を決定するということです。
では、ライフスタイルに影響を与えるものとして
どんなものが考えられるでしょうか。
よく取り上げられるのは遺伝的な影響ですね。
そのほかに、家族など環境による影響。文化の影響。
そして、アドラー心理学で特徴的な器官劣等生の影響などがあげられます。
次回からは、これらについて少し詳しく説明していきたいと思います。
次回はライフスタイルの遺伝的な影響についてお話しします。