ゲイシャ?、芸者?、その正体は1杯2,000円の高級コーヒー豆だった!
皆さん、こんにちは!
障がいをお持ちの方の就労を支援する事業所「てんとうむし北本」スタッフの渡辺です。
現在では、高級コーヒー豆の代名詞となった「ゲイシャ種」。
コーヒー好きの方なら一度は耳にしたことがあるかと思います。
今回は、この高級コーヒー豆の「ゲイシャ種」ついて語っていきたいと思いますので、よろしくお付き合いくださいね!
コーヒー豆の中には、日本スペシャルティコーヒー協会によって高級豆として定義された「スペシャリティコーヒー」といわれる豆がありますが、
その中でも「ゲイシャ種」は最高峰の豆として取引されています。
2014年には、皆さんご存じスタバの一部店舗において、1杯2,000円(ショートサイズ)のコーヒーの提供が開始されました!
ゲイシャ種の原産はエチオピアですが、私が初めてゲイシャ種という豆の存在を知ったのは、たまたま美味しいコーヒー豆がないか
調べていた時に、「パナマ・ゲイシャ」と呼ばれる高級豆があることを知ったことがきっかけでした。
当初は「パナマと芸者」との関係性に???となりましたね!
そこで調べた結果、実はゲイシャ種の木が自生していたエチオピアの「ゲシャ」といわれる地域の名称が訛ったものだったんです。
ゲイシャ種のコーヒーの木は、もともと収穫量が少なく、しかも栽培が難しい品種だったため採算が合わなかったため、エチオピアでは
しばらくの間忘れさられた存在となっていました。
その後エチオピアから中南米に渡り、ゲイシャ種の栽培が開始されました。
ゲイシャ種が脚光を浴びるようになったのが、2004年にパナマで開かれたコーヒーの品評会「ベストオブパナマ」のオークションで、
エスメラルダ農園が出品したゲイシャ種の豆が1ポンドあたり約21ドルという、当時の最高落札額を塗りかえたことがきっかけでした。
その難しさから栽培する農園が限られ、しかも収穫量が少なく希少性が高いことから、その後も取引価格は上昇し続け、2020年には1ポンド
あたり約1,300ドル、2022年には日本の企業が、パナマのゲイシャ種の品評会で約45㎏のコーヒーを約2,980万円で落札したそうです!
1杯に使われるのコーヒー豆が約12gですから、計算すると何と1杯あたり約8,000円になります!
ゲイシャ種は、まずはその香りが特徴としてあげられ、ジャスミンやアールグレイのような甘く爽やかで、華やかな香りが漂うとされています。
味わいは、酸味や苦みが抑えられ、フレッシュな柑橘系の酸味と高級茶のような「爽やかな風味」が特徴です。
私も一度だけ購入したことがありますが、確かにそれまで味わったことのない味わいでしたね。
高値で取引される品種のため、今では再びエチオピアでも多く栽培されるようになっています。
こちらはパナマ産に比べると価格が抑えられているため比較的手に入れやすいので、興味が湧いた方は是非一度味わってみてくださいね。
日比谷にゲイシャ種の豆だけを取り揃えたコーヒー専門店もあるそうなので、一度足を運んでみたいと思います!
本日もご覧いただきありがとうございました!