Internet Explorer 略してIE
皆様、こんにちは。
埼玉県北本市の就労移行支援事業所「てんとうむし北本」の当事者スタッフ、うつ病と共に生きる富木です。
今回は、2022/5/10に投稿させて頂いた「てんとうむし通信」「IE サポート終了」についての補足をさせて頂ければと思います。
旧来のWindows標準のWebブラウザであった「Internet Explorer」につきましては、既にサポートの期限である6/15を過ぎている為、以降は使用しないことを強くオススメしましたが、実は将来的なWindowsの更新で、物理的に使用出来なくなるようです。
根拠はコチラ ↓↓↓↓↓↓↓↓
Microsoft の Windows Blog 2022/2/21
「Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーションのサポート終了 - 発表に関連する FAQ のアップデート」
2022 年 6 月 15 日に Internet Explorer 11デスクトップ アプリケーションのサポートを終了します。
引用元:Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーションのサポート終了 - 発表に関連する FAQ のアップデート
また、その後の Windows 10 月例累積更新プログラムにより、IE11 デスクトップ アプリケーションは無効化され、アクセスしようとすると Microsoft Edge にリダイレクトされます。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、要約すると、今後の更新プログラムの適用により、Internet Explorerは起動すらしなくなると書いてあります。
つまり、「セキュリティ上、非常に危険だと承知した上で、サポート終了なんて無視して、そのまま使い続ける」ということが不可能であるということです。
その為、業務上必要なWebアプリケーション等が、IEでしか動かない場合には、奥の手として、後継のWebブラウザ「Microsoft Edge」のIEモードからアクセス出来るとも書いてあります。
しかし、このEdgeのIEモードなのですが、どこまで互換性があるか実際に使ってみるまでは分かりません。
つまり、Edgeでの動作上、今まで通り使用出来ると保証しているわけではないのです。
膨大な開発費を投資して開発した独自システムがIEでしか動かない仕様という実例が数多くあります。
その場合、その独自性の部分がネックになることになります。
契約状況にもよると思いますが、保守の扱いでIEのサポート終了が発表されたことで新システム開発に動けていれば良いのですが(この際、開発費は度外視で)、最悪の場合、現行システムを納品したシステム会社とは現在取引が無い、いわゆる「断絶状態」という可能性さえもあるのです。
企業の独自性に特化した特注のシステムの場合、EdgeのIEモードで本当に完全に動くかどうか・・・ ある意味、賭けと言えます。
個人利用の方は、「お気に入り」や「ブックマーク」と呼ばれる情報、「パスワード」などをEdgeやChromeにインポートするだけで大丈夫だと思いますが、業務で特殊なWebアプリケーション等を使われている方にとっては、非常に悩ましい問題だと思われます。
もちろん、設備投資に余裕のある企業は、サポート終了の発表から時間をおかずに動かれているとは思いますが、新型感染症の件もありましたし、これは一部の企業にとってかなりイタイ出費なのではないかと勝手に推測している次第です。
また、前述のWindows Blogには、以下のような記述もあります。
Windows 累積更新プログラムにより IE11 デスクトップ アプリケーションが完全に無効化されると、ユーザー エクスペリエンスは次のようになります。
引用元:Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーションのサポート終了 - 発表に関連する FAQ のアップデート
・スタート メニューとタスク バーの IE11 アイコンは削除されます。
・ユーザーが IE11 を使用するショートカットまたはファイルの関連付けを起動しようとすると、Microsoft Edge にリダイレクトされたうえで、そのファイルまたは URL が開きます。
・ユーザーがexe バイナリを直接呼び出して IE11 を起動しようとすると、代わりに Microsoft Edge が起動します。
・既存の IE ユーザー データ (お気に入り、パスワードなど) は CDS (IE のデータ ストア) から消去されないため、Windows Update 適用後も Microsoft Edge にインポート可能です。
同サイトによると、Internet Explorer のアンインストールをする必要は無いとことです。
IEモードを機能させるためにInternet Explorer11が必要だからだそうです。
ちゃんとWindows Updateをしていれば、そのうちにIEを意識せずともEdgeに切り替わるという理解で大丈夫だと思います。
もしご興味のある方は、前述のURLをご参照ください。
ちなみに2022/6/21現在、まだ私のPCではIEが起動可能でした。
それでは、良いネットライフを。