その不調、「睡眠負債」が原因では!

皆さん、こんにちは!
障がいをお持ちの方の就労を支援する事業所「てんとうむし北本」スタッフの渡辺です。
今日は人生の3分の1の時間を占めているの睡眠についてお話ししてみようと思います。
いきなりですが、皆さん睡眠時間は足りていますか?
寝不足が続いている方も結構いらっしゃるのではないですか。

寝不足が続くとどうなるでしょうか?
①学生であれば集中力や記憶力の低下により学力が下がる
②社会人であれば判断力や注意力の低下によりミスが増加する
③身体的には頭痛や倦怠感、免疫力低下による感染症リスクが増加する
といったところでしょうか。

令和元年に厚生労働省が行った「国民健康・栄養調査」によりますと、日本人の約4割の睡眠時間は6時間未満であり、
5人に1人は「睡眠の質に満足できない」と感じていたとのことです。
また、2018年のOECDレポートによりますと、日本人の平均睡眠時間は7時間22分と、OECD加盟国27カ国中で
ワースト1位だったようですね!
2017年の流行語大賞のトップ10の中に、「睡眠負債」という言葉が入っていたことを覚えていますか?
睡眠負債とは、毎日少しずつ睡眠不足が借金のように積み重なっていくことで、将来様々な不調となって返済を
迫られるという意味のようですね。
徹夜や数時間の睡眠しかとれなかった翌日は、睡眠不足を自覚して危険な作業や重要な判断を避けることができますよが、
睡眠負債が怖いのは、自覚されない程度の睡眠不足が時間をかけて蓄積された結果、将来「生活習慣病」や「うつ」などの
病気として襲いかかってくるところですね。

睡眠時間にも個人差はありますが、睡眠不足に陥らない理想の睡眠時間は「18歳~64歳までが7~9時間」、
「65歳以上が7~8時間」とされているようです。
「9時間は眠りすぎだろう?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、日頃寝不足を感じている方は、
今よりも30分~1時間就寝時間を早めてみてはいかがでしょうか?

理想の睡眠時間を確保するためには、睡眠の質を高めることも必要ですね。
では睡眠の質を高めるために何をすれば良いのでしょうか?
すでに実践されている方もいらっしゃると思いますが、睡眠の質を高める方法のいくつかを上げてみたいと思います。
①生活リズムを整える
②就寝2~3間前までに夕食を済ませておく
③PCやスマホは就寝2時間前までとする
④ぬるめの入浴でリラックスする
⑤日中日光を浴びる
⑥適度な運動を習慣にする
といったところでしょうか。
この他にもいろいろな方法があるかと思いますが、ご自身にあった方法を続けてみてください。

日頃の寝不足を解消して、仕事や勉学においてベストパフォーマンスを発揮させましょう!