アドラー心理学を参考にした心理学のお話 第26回
こんばんは。
埼玉県北本市で障がいをお持ちの方の就労を支援する福祉事業所
「てんとうむし北本」の桜井です。
いよいよ寒さが本格的になってきましたね。
昨日、私たちの事業所がある北本駅の東口に
イルミネーションが点りました!
今年は赤と緑のクリスマスカラーです。
クリスマスと言えば、私たちの事業所では
利用者さんが企画するクリスマス会が予定されています。
本日も会の内容についてのアンケートを配布したり、
飾りつけについて話し合ったりと準備をしてくれていました。
当日、どんな催しになるのか楽しみです。
さて、かなり間が空いてしまいましたが、
「器官劣等性に対して破壊的に対処した場合」
についてお話します。
「破壊的な対処」というものがどんなものであるかというと、
私は○○ができないから、自分の仕事を他の人に
やってもらおうと思うことです。
依存的になって、人に自分の責任を
引き受けてもらおうとすることが破壊的な対処です。
このような場合、
多くの子どもが甘やかされたライフスタイルに育ってしまいます。
なぜなら、本来自分が解決しなくてはならない課題を
家族や周囲の大人が肩代わりしてしまうからです。
甘やかされたライフスタイルというのは
そもそも適切な人間関係の形成には結び付きません。
そうなっては、その子どもは社会の中で生きづらさを感じてしまうはずです。
私たちが、器官劣等性をもった方に
「かわいそうだから、助けてあげよう」
ということは、単なる偽善で、自分をよく見せたいという
欲求から生まれているものに過ぎないのです。
実は非常に残酷な行いなのです。
皆さんは「佐野有美さん」という方を知っていますか?
手足のないチアリーダーとしてテレビで取り上げられたこともある方です。
彼女は器官劣等性に対して建設的な対処をした方だと思います。
もし知らない方は是非一度調べてください。