アドラー心理学を参考にした心理学のお話 第13回 - てんとうむし通信 - 埼玉県指定 就労移行支援事業所 てんとうむし北本

こんにちは。
北本市で障害をお持ちの方の就職・再就職をサポートする福祉事業所。
「てんとうむし北本」の桜井です。

先日、栃木県にある実家に帰ってきました。
帰ってみると、蒸したトウモロコシが用意されていました。
画像の説明
小さい頃は、学校や遊びから帰ってきて、
おやつとして用意されているのを楽しみにしていたのを覚えています。
久しぶりに懐かしい思い出に浸ったひと時でした。

さて、今回は『貢献感を持っていること』についてです。
人間の幸福の条件、健康の条件として、他の人の役に立つということ、
役に立つことができると感じられるということが必要です。

もし、自分以外の人はいい人だけど、
自分は何も役に立たない人間だと思っている人がいたら、
その人は幸せではありませんよね。
社会の中で、自分が何らかの形で役に立っていると
感じらないのは非常に苦しいものです。

それは、例え裕福で、一見何も困っていないような人にも当てはまるようです。
僕が『貢献感』についての講義で聞いた話を紹介しますね。
ある大金持ちの若社長がいて、自分では何もしなくても、
何一つ不自由なことはなく、莫大な収入を得ることができていたそうです。
しかし、結局は心を病んでしまったということでした。
その方は「私はどうせ役に立たない人間なんだ」とよく言っていたそうです。
その方が唯一得られなかったものが『貢献感』だったんでしょうね。

いくらお金を持っていて、何不自由ない暮らしが出来ていたとしても、
誰かの役に立っているということを実感できるのは
私たちが健康でいるために、非常に重要な事なんですね。