アドラー心理学を参考にした心理学のお話 第2回 - てんとうむし通信 - 埼玉県指定 就労移行支援事業所 てんとうむし北本

こんばんは。
埼玉県北本市で障害をお持ちの方の就労をサポートする事業所
「てんとうむし北本」の桜井です。

さて、前回は「性格」というものがどのようなものとしてとらえられるか
ということをお話しました。
そこで、こんなことを考えた方はいませんか?
「性格は行動の積み重ねなら、性格って変えられるんじゃない?」
実は、その通りなんです。性格は変えられるんです。
それも簡単に。自分の行動を変えてしまえばいいだけなんですから。

では、どうして人の性格というのはなかなか変わらないのでしょうか?

それは人が自分の性格を変えようとしていないだけなんです。

前回もお話ししたように、人は多くの場合、
自分にとって良い結果が生じると考えられる行動を選択し、
継続し、習慣化します。
特に問題が生じなければ、その行動に対する信頼は高まります。

ここで考えてみて欲しいのですが、
自宅から会社や学校に通うときに、大抵同じ道を通りますよね。
その道を通れば、必ず目的地に着くことはわかっていますから。
あえて、自分の全く知らない道を選んで通る人は少ないと思います。

人の行動についても同様のことが言えると思います。
自分が何かの目的を達成したいとき、
今までの自分の経験から確立された行動をとれば、うまくいくはずなんです。
わざわざ、そこで全く違う方法をとろうとは考えないでしょう。
なので、結局今までと同じ行動パターンをとり続けるのです。
そうやって、「性格」は保たれていくのです。

じゃあ、どうすれば「性格」を変えられるのか?
その話はまた次回に。