アドラー心理学を参考にした心理学のお話 第5回 - てんとうむし通信 - 埼玉県指定 就労移行支援事業所 てんとうむし北本
こんばんは。
埼玉県北本市で障害をお持ちの方の就労をサポートする福祉事業所
「てんとうむし北本」の桜井です。
今日は季節はずれの雪が降り、非常に寒い一日でしたね。
季節の変化とともに、自分を取り巻く環境なども変化する時期です。
体調を崩さないようくれぐれも気を付けてください。
さて、前回はお休みさせていただきましたが、
心理学的なお話を再開したいと思います。
性格を変えるためにはどうしたらよいかということで、今回は
自己正当化をする「考え」を捨てる
ということについてお話したいと思います。
先ず、皆さんが考え込む状況というのを想像してみてください。
例えば、仕事で失敗してしまった時などに反省して考え込んだりしませんか?
または、誰かとケンカしたときなどに思い悩んで考え込んだりしませんか?
そんな時、結論として出てくるのは
「私の性格が悪いんだ。」とか「相手が○○だからだ。」とか
自分を正当化するようなものが多いと思います。
なぜなら、人が考えるという行動をとる時、
ほとんどの場合が、「自分は間違っていない」という証拠を
必死になって探しているからなんです。
考える時間が長ければ長いほど、そうなる傾向にあると思います。
自分の行動に対する結果について、正当化していては
自分の行動パターンは変えられませんよね。
では、どうしたらよいかというと、至ってシンプルです。
「自分が間違っている」ということを認めてしまえばいいのです。
とはいっても、なかなか難しいことだと思います。
大抵の人は、「あたりまえ」と思われることに縛られています。
でも、本当にそんなもの存在するのでしょうか?
「あたりまえ」とされてることが不適切な場合も多々あります。
言葉だけにとらわれて、中身のない「あたりまえ」に
とらわれることほど恐ろしいことは無いと思います。
それこそ、自分を追い詰め、自分を苦しめるだけでしょう。
「あたりまえ」というのは、誰かの価値観でしかないのです。
ですから、自分の行動に伴う結果が、望まないものであった時、
笑い飛ばして「自分が間違っていたんだ」と認めてしまいましょう。
それが、自分の行動パターンである「性格」を変える
第一歩になるはずです。
この続きは、また次回に。