雨が降る日は調子が悪い
皆様、こんにちは。
埼玉県北本市の就労移行支援事業所「てんとうむし北本」の当事者スタッフ、うつ病と共に生きる富木です。
「雨が降る日は調子が悪い」
「気圧のせいか膝が痛む」
という話をご家族などから聞いたことはありませんか?
或いは、ご自身が経験されている場合もあると思います。
季節の変わり目や天気の悪い日に古傷が痛む、体調が悪い、といったことは昔から言われ続けていました。
総じて「気象病」「天気病」と呼ばれています。
天気の変化によって引き起こされる何らかの身体的・精神的な不調のことを「気象病」と言うそうです。
気象病の症状には以下の2種類があるのだとか。
① めまい、吐き気、肩こり、イライラ、情緒不安定などのように、突然発生する症状(不定愁訴)
② 偏頭痛・関節痛・古傷の痛みの再発などのように、持病が悪化して現れる症状
気象病が起こるメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、発症には気圧が関係していると考えられています。
梅雨や台風、豪雨などの「悪天候」で低気圧が来ると、気圧が大きく変化します。
人体には、「内耳」という気圧を感じるセンサーがあり、低気圧に「内耳」が反応すると、脳に信号を送り、自律神経が活性化します。
この内耳のセンサーが敏感な人がおり、一般の方が感じないような少しの気圧の変化でも過剰に自律神経が活性化してしまうことがあると言われています。
活性化した自律神経は、痛みの神経を直接刺激したり、血管を過剰に拡張・収縮させて周りの神経を刺激したりしてしまい、様々な症状を発生させるのではないかと考えられています。
気圧以外でも、湿度や温度の変化が自律神経に影響し、心身の不調として現れるケースがあるようです。
症状を和らげるためには、自律神経のバランスを取ることが大事と言われています。
自律神経が整いやすくなるように、普段から適度な運動や十分な睡眠を心がけてください。
気象病について、まだハッキリしていないことも多いようですが、レアな症状ではなく、我が国の全人口の約10%の人達が悩まされているという説もあります。
もし思い当たるという方は、どのような時に具合が悪くなるのかをカレンダーに印を付けたり、スマホのアプリを利用するなどして記録しておくことで、症状の出る傾向を把握することが出来、事前の対処がしやすくなり、オススメです。