誰かの力になれるように

こんにちは。
てんとうむし北本に通所している利用者Yです。

月に2回、木曜日の午後3コマ目は手話講座の時間です。
いつもは先生に来ていただき手話を教えていただくのですが、
今回は利用者同士で勉強をしました。

「おはようございます」「こんにちは」
「ありがとうございます」「ごめんなさい」などのあいさつの表現の仕方。
天気や色の表現、「暖かい」「寒い」などの温度表現を、
参加者みんなで手を動かして練習しました。

私は以前、職場のお客様に聾者の方がいらっしゃり、
少しだけ習ったことのあった手話で話しをしようとしたのですが、
上手くコミュニケーションが取れず、とても悔しい思いをしました。
自分の意図を伝えることもできず、相手の言いたいことも理解できず、
もどかしい思いをしました。

手話ができるようになりたいと思っていたので、
事業所に通所し始めて講座があると知り、良い機会だと思い参加しました。

最後に、指文字を使ったビンゴゲームをして、指文字の練習をしました。
「あお」や「あか」などの色の名前をテーマに、
9マスの枠を埋めてビンゴゲームです。
表現する時は、声には出さずに指文字だけで伝えます。

長い名前や、濁音や促音が入ると読み取るのが難しくなりますが、
回を重ねるうちに、だんだんとわかるまでが早くなってきた気がします。

合間に、手話について話もしました。
最近はマスクをつける人も増えていて、
マスクをつけていると唇の動きが見えず読み取ることができず
コミュニケーションが取りにくいそうです。

以前先生もそのようなことをおっしゃっていました。
私も日々、たくさんの人に助けられているなと感じます。
町で困っている方を見かけたら力になれるよう、
少しでも手話ができるようになっていたいです。