肘を擦る????

みなさん、こんにちは!
障がいがある方の就労を支援する事業所「てんとうむし北本」スタッフ石原です。

7月も10日過ぎました。このところ本格的な梅雨が続いていますね。「てんとうむし北本」
がある北本市もこのところ雨が続いています。体調にはお気をつけくださいね。

さて今日のブログは前回の「生きる伝説」の続きでMOTO GPネタ第2弾です。いつも趣味
ネタですみません・・・・・・・

今回のタイトル、「肘を擦る???」って何のことかお分かりでしょうか?

バイクを運転してカーブを曲がるときには自転車と同じで右に曲がるとき
は右に傾いて曲がります。左に曲がる時は左に傾き曲がります。
その傾く事を「バンク」と言います。バイクのレースの世界などでは「バンク角」なんて
表現もしますが、スピードを出してカーブを曲がるにはこのバンク角を深くしてより高い
スピードでカーブを走ってコーナーリングをしていきます。

MOTO GPクラスになりますと、そのバンク角は途轍もなく高くなります。

 

 

 

 

 

 

 

上の写真は今日の主役のライダーのMOTO GPでのカーブを走行中の写真です。右に
曲がっているのですが、バイクがどのくらい右に傾いているか(バンクしているか)
お判りでしょうか?

なんと平均で60度傾いて走っています。そしてよく見てみると・・・

 

 

 

 

 

 

1枚目の写真もすぐ上の2枚目の写真も、バイクを傾きながら「肘を擦って」います。
これって普通のライダーでは絶対に出来ない、「肘擦り走り」なんです。

この写真のライダーは、2013年にMOTO GPクラスにステップアップし、その年に史上最年少
の20歳266日で初めてワールドチャンピオンになり、その後2014年 2016年 2017年 2018年
2019年と6度のワールドチャンピオンとなった、スペイン人の「マルク マルケス」です。

 

 

 

 

 

マルケスは2013年から「HONDA」のワークスライダー(HONDAが会社でレーシングチーム
を持ち、MOTO GPに参戦。そのチームのライダーに任命)としてMOTO GPに参戦。
以降ずーとHONDAのワークスライダーとして参戦しています。
彼が2013年にMOTO GPにステップアップしてきたとき、彼のライディングに皆が驚いた
のが、「肘擦り走行」だったのです。

自分もバイクに乗っていますし、サーキットも走った事がありますが、肘を擦るほどバイク
を倒しこむ(バンクさせる)事なんかまったく出来ません。
自分で走っているときに、「かなり倒しこんで走っている」って思っても、実際はそれほど
でもありません。膝擦りは何とか出来ますが、肘を擦るほど倒しこむのは無理ーーーーー

なので、マルケスの走りを見たときは驚きました。とんでもない若者だと思いましたが
あれから8年、彼はMOTO GPクラスにステップアップしてからあれよあれよと年間チャンピオン
6回とMOTO GPを代表するライダーとなりました。

そしてマルケスはファンをとても大事にします。前回のロッシも人気がありますが、マルケスも
同じく人気が高いです。イケメンですしね・・・・
日本でももちろん人気は高いですし、レースの時にマルケスのPIT(バイクを整備するところ)
の裏側のパドックは、いつもファンでいっぱいです。3年前の日本GPに観戦に行ったときに
パドックに入る事が出来て、マルケスのPIT裏に行って彼が出てくるのを待っていました。
彼が出てきてファンがサインを求めて電車のラッシュ時状態になりましたが、マルケスは
笑顔を見せながら出来るだけ多くの人にサインをしていました。そこまでファンサービス
するのはマルケスだけでした。

 

 

 

 

 

 

また、マルケスは日本の事が大好きで、日本GPはいつもスペシャルヘルメットで参戦
します。上の写真は多分2016年の時だと思います。マルケスのヘルメットは日本の
メーカーで「SHOEI」ですので、必ずスペシャルヘルメットで走行しています。

またマルケスは結構お茶目なところがあります。普通では考えられない事をマルケスの
スポンサーである「レッドブル」と行っています。
日本ではやらないだろうなと思っていたのですが・・・・・・

 

 

 

 

 

 

上の写真、なんか変だと思いませんか?レース専用のバイクが日本の普通の道を走っています。
日本ではナンバーが付いていない車両は普通の道は走れないのですが・・・・・
実はこれ、箱根のターンパイクという有料道路で行われたレッドブルが日本のバイクと車文化
を海外の方に紹介した動画を作成したときの写真なんです。


動画を張り付けしたので、よかったら見てみてください。

動画には、お蕎麦の出前で有名なスーパーカブや日本の名車スカイラインGTR、
大型トラックやバイクの走り屋等、うまく紹介しています。

ちなみにマルケスはこの箱根ターンパイクを走った感想は「落ち葉が多くて怖かった」
「けどアメージングな走行だった」と感想を述べていたそうです。

まもなく2020年のMOTO GPが開催されます。
今年もマルケスがチャンピオンになるのか楽しみです!!

長文失礼しました。