縄文の息吹が聞こえる!
みなさん、こんにちは。
埼玉県北本市の「障がい者福祉施設」
就職・再就職をサポートする
「就労移行支援事業所」
「てんとうむし北本」スタッフの渡辺です。
先月私用で北本市役所に行ったところ、
1階庁舎ホールで「デーノタメ縄文遺跡」
の特別展が開催されていました。
用事を済ませたあと、30分程展示品を
見て回りました。
あとで調べて分かったことは、新聞社数社
が記事として取り上げていたこともあり、
大盛況の展覧会だったようです。
当日は平日の午後ということもあり、
見学者は私を含めて数人でした。
おかげでゆっくりと見学できましたね。
その上、展示品の撮影もOKでした!
ところで皆さんは、「デーノタメ遺跡」
をご存知でしたか?
私は北本市民ながら知りませんでした(汗)。
北本市の調査報告書によりますと、平成12年
度に発掘調査が開始され、平成20年度の第4
次調査によって、全国でも珍しい縄文時代
中期の低地遺跡として広く知られるように
なったとのこと。
その規模は、学者の間でも「100年に1度の
発見」といわれる長さ210メートル、
幅160メートルのドーナツ形の関東最大規模
の環状集落で、北本市は年明けにも国指定
史跡としての申請をする予定とのことです!
この集落では、約5000年前の縄文中期から
約3500年前の縄文後期にかけての約1500年
にわたり、縄文の人々が生活を営んでいた
ようです。
ちなみに縄文時代は、約1万6千年前から始
まり、なんと約1万年続いたというのです
から驚きですね!
全国に多くある縄文遺跡からは、争いで亡
くなった縄文人の遺骨はほとんど見つかっ
ていないことも分かってきているようです。
「和を以て貴しとなす」という日本人の
原点は、縄文人にあるのでしょうか?
Googleマップで調べたところ、自宅から車
で10分足らずの場所であることが分かった
ので、12月3日に現地に行ってみることに
しました。
現地に着いてみると、遺跡の案内板はあり
ましたが、おそらく発掘現場は立ち入り
禁止区域になっているらしく、残念ながら
遺跡を確認することはできませんでした
(涙)。
住宅地に隣接する場所ですが、現場と推察
される一帯は雑木林となっており、目を閉
じると縄文の人々の暮らしの風景がイメー
ジとして浮かび上がってきました!
自宅近くで縄文の人々が約1500年もの長きに
わたり平和な生活を営んでいたいたとは!
まさに歴史のロマンを感じさせますね。
来年国指定史跡として認定されるのがとても
楽しみです。
皆さんも機会がありましたら、是非現地に足
を運んでみてくださいね!
本日もご覧いただきありがとうございました!