短所は克服する必要があるのか?

みなさん、こんにちは。
てんとうむし北本利用者のR.Eです。
私は発達障害(ASD)の当事者です。

ここ1~2か月ほど自分が困っていることがあります。
それは強迫的な考えに囚われている事です。
精神疾患に詳しい方は強迫性障害のこと?と思われるかもしれませんが、
強迫性障害なのかどうか自分でも良く分かりません。
日常生活には問題のない範囲ですが
息苦しさや頭痛があり困っていることは事実です。

なかなか苦しさから逃れられず、途方に暮れていたのですが
病院のカウンセリングを受けていく中で、分かったことがあります。それは
自分の理想を追い求めるあまり、本心を無視して短所を克服しようと
している自分がいたことです。
自分への自信のなさから理想の自分になりたいと思い、本心を無視して
いたから苦しいのだと少しずつ気づいて来たような気がします。

私は理想の自分になるために短所を直そうとしていました。
しかし、それは容易ではありませんでしたし、非常に強い苦しみを伴いました。

ある精神科医の言葉を借りますが、欠点(短所)は直す必要はないです。
今まで短所や欠点と書いてきましたがそれは正しい言い方をすればその人
の特徴(個性)です。個性を無理して治した後に残るのは個性のない人間です。
個性のない人間より個性のある人の方が魅力があると思います。

何かの縁がありこのブログを読んで頂いている中で、
自分の短所を治したいと無理をしている方がいるかもしれません。
周りの人を困らせてしまったり、傷つけてしまったりするような場合
はそれは改善した方がいいかもしれませんが、今のままの自分で生活に支障
がないのであれば、先程の精神科医の方の言葉を思い出してください。
偉そうなことを書いていますが、私もまだ自分自身を受け入れることが出来た
わけではありません。私と同じように、自分を受け入れることが難しいと感じている
方は、少しづつでも自分を認めていけるように一緒に進んでいきましょう。