大きなあしあと。
「てんとうむし北本」に
お世話になっております利用者です。
とうとうこの時が来てしまいました。
卒業です。
嬉しいような、悲しいような。
振り返ってみると
「てんとうむし北本」で
初めて交わした言葉は
戸上さんから
「失礼ですけど本当に障害者ですか?」
そんなことを思い出しました。
誰でもそう思うでしょう。
でも私は身体障害者です。
先日、スーツを新着しました。
私は身長172センチです。
採寸では、胸囲102センチ
ウエスト72センチ
日頃の管理の成果を実感しました。
それに加えて9月となった今でも
まだ肌は小麦色です。
だから「本当に障害者ですか?」
それはよく言われる言葉です。
出来ないことを増やさない
毎日の一手間と
悪い神様からの悪戯に耐えること。
それは私の一生の使命です。
私には「一生これで食べて行こう」
そう決めていた仕事がありました。
でも、それも病気が亢進して
辞める決断をすることとなりました。
「これから何をしていいか?」
分からずに、ずっと悩み続けました。
そんな私が
ここ「てんとうむし北本」で
お世話になり始めた頃
長岩代表と初めてお話しをしたとき
悩みを打ち明けると
「ぜったいに、あなたに合った居場所があるから」
そんな言葉をいただきました。
今回の就職活動は長丁場でした。
苦戦、苦戦の連続で辛かったです。
それでも長岩代表の言葉を思い出し
とにかく動き続けました。
「流れは止めない」そう決めて。
だから寝ている時間以外は
ずっと動き続けていたと思います。
「流れは止めない」
それが切っ掛けとなり
多くの人との出会いもあり
沢山の心の支えをいただきました。
だから「動き続けることが出来た」
そう思います。
たくさんの方々に
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
お陰様で就労することとなりました。
「やり遂げた」そんな感じで
今は心も体も達成感と疲労感たっぷりです。
来週から、出だしの一歩が始まります。
これからも「流れは止めない」
その気持ちを忘れずに
動き続けたいと思います。
代表はじめ、スタッフの方々には
大変お世話になり、感謝、感謝、感謝です。
「てんとうむし北本」は
いつまでも、ずっと、ずっと
私の心の中に残り続けることでしょう。
頑張り過ぎるスタッフさん
くれぐれも、お体は大切に。
そしていつまでもニコニコと
笑顔のままでいてください。
最後に利用者さん達への苦言です。
ここ「てんとうむし北本」は
環境に恵まれた最高の施設です。
他の施設を体験した私は断言します。
楽しむことは大切です。
でも、ここは遊び場ではありません。
優しいスタッフさんに
甘え続けないでください。
嘘偽りは辞めてください。
みなさんが「てんとうむし北本」の
立派な卒業生となる日が来ることを願っています。
このブログが私の
「てんとうむし北本」での
最後の「大きなあしあと」
そう思いながら書きました。
※涙がポロポロ止まりません。