叩いてもなおらない!?

 皆様、こんにちは。
 埼玉県北本市の就労移行支援事業所「てんとうむし北本」の当事者スタッフ、うつ病と共に生きる富木です。

 「パソコン(以下PC)が起動しない!」

 そんな経験はありませんか?

 PCは精密機器であり、電化製品ですので、部品の劣化、消耗や外的な要因による故障というのは十分にあり得ます。
 ある意味、仕方がないことでしょう。

 絶対に壊れないテレビや掃除機、洗濯機なんて、おそらく存在しないでしょうし、同じことかと思います。
 しかし、それらの家電や電子機器も有効なメンテナンスを行うことで長く愛用することが出来るはずです。

 実はそれ、PCでも同じことが言えるのです。

 PCはその性質上、部品についてもソフトウェアについても、ほんの数年で時代遅れになりがちです。
 そういう意味では、消耗品として考える方もいらっしゃることでしょう。

 たしかにPCに限らず、電化製品は長く使えば少なからず不具合が出てくるものです。
 出来るだけ良い状態を維持するためには定期的なメンテナンスが欠かせないことを肝に銘じましょう。

定期的なディスククリーンアップの実施

 ディスククリーンアップとは、PC内に蓄積した不要なファイルを削除して、ストレージ(HDやSSD)の空き領域を増やす作業です。
 アプリケーションやファイルでストレージの容量を圧迫すると、空き領域が少なくなり、正常な動作を妨げて予期せぬエラーに繋がります。
 また、いわゆる動作が重くなり(動きが遅くなること)、パソコンがフリーズしてしまう場合もあります。
 このような事態を避けるためには、不要なファィルが蓄積する前に、定期的にディスククリーンアップを実施することで、防止、あるいは症状の改善が期待されます。

 ちなみにファイルをゴミ箱に移動しただけでは、実際には削除されておらず、空き領域は増えていません。

 「ゴミ箱」という名前のフォルダーに移動しただけですので、完全には削除出来ていない状態です。
(いつでも削除の取り消しが可能なように敢えてこういう仕組みです。)

 クリーンアップを実行しないままでは、アプリ使用時の一時ファイルやインターネットの閲覧を早くする目的の一時ファイルなど、様々なファイルが溜まっていきます。
 ディスククリーンアップにより、これらの不要なファイルを削除して空き領域を増やすことが出来ます。

定期的なバックアップも大事

 PCが起動しなくなった場合、回復不可能になる場合も少なくありません。
 いざという時に備え、消えてしまったら困るデータのバックアップも定期的に行うことをオススメします。

 また、「電源を切らないでください」と画面に表示されている場合は、本当に電源を切らない方が賢明です。
 WindowsUpdate中の電源強制切断などは、Windows(オペレーティングシステム)に致命的な打撃を与え、起動不可能な状態になる場合も考えられます。

 昭和生まれの方には伝わると思いますが、「ブラウン管テレビを叩けば直る」という時代はもう終わったのです…orz

 それでは、皆様、良いネットライフを。