それは小さな赤い実から始まった壮大な旅の物語!!
皆さん、こんにちは!
障がいをお持ちの方の就労を支援する事業所「てんとうむし北本」スタッフの渡辺です。
コーヒーに魅了された私が、今回はコーヒーの起源から現代のカフェ文化に至るまでの、
一杯のコーヒーに秘められた壮大な旅の歴史について語っていきたいと思います!
第1章 小さな赤い実の旅の始まり
私たちが普段何気なく飲んでいるコーヒーですが、皆さんはコーヒーの歴史をご存じでしたか?
コーヒーの起源には諸説ありますが、有名なのが「カルディ伝説」といわれる伝承です。
エチオピアでのある日の夜のこと、ヤギ飼いのカルディ少年は、放し飼いにしておいたヤギたち
が興奮して跳び回っている異様な光景を目撃します。
この光景を不思議に思ったカルディ少年は、しばらく観察を続けます。
観察を続けていたカルディ少年は、ある日元気なヤギたちが草原の草と一緒に赤い木の実を食べて
いるのを発見しました。
そこでカルディ少年自身も果実を食べてみたところ、余りにも強い覚醒作用に驚いてしまいました!
これが私たち人類とコーヒーが初めて出会った瞬間といわれ、今から約1100~1200年前の9世紀頃の
出来事だったそうです。
コーヒーには、なんと1000年以上の歴史があったとは!
第2章 アラビア半島へ
強い覚醒効果が得られることから、コーヒーの実は10世紀頃にアラビア半島に持ち込まれ、
宗教儀式や夜通しの祈りの際に用いられるようになりました。
14世紀頃にエチオピアからイエメンに伝わりコーヒーの栽培が始まりましたが、当時はまだ一般的
に利用されることはなく、もっぱら修道士たちが祈りや瞑想の際の集中力向上のために利用する程度
に留まっていたようです。
コーヒーは、宗教と深く関わっていたんですね!
第3章 ヨーロッパへ
16世紀にトルコで世界初のコーヒーハウスが誕生したことで、庶民の間にもコーヒーの利用が
広まっていきました。
17世紀初頭、コーヒーはヴェネツィア商人たちを通じてヨーロッパに到達しました。
当初は薬用として利用されていたようですが、イギリスのロンドンにヨーロッパで最初のコーヒー
ハウスが誕生し、社交の場としての役割を果たすようになったことでカフェ文化が芽生え、その後
フランスなどヨーロッパ各地に広まっていきました。
第4章 ヨーロッパから世界へ
コーヒーは、その後ヨーロッパ以外の地域にも広がっていき、17世紀末頃にはアメリカ大陸へ、
18世紀初頭には日本へとコーヒーがもたらされ、それぞれの地域でカフェ文化が花開き、
紆余曲折を経ながらも現代のカフェ文化へと発展していきました。
普段何気なく口にしているコーヒーですが、小さなコーヒーカップの中の褐色の液体には、
かくも壮大な歴史が溶け込んでいるんですね。
皆さんも次にコーヒーを飲む機会がありましたら、コーヒーの壮大な歴史を思い出してくださいね。
きっといつもとは一味違ったコーヒーが飲めると思いますよ!!
本日もご覧いただきありがとうございました!