初めての「てんとうむし」ブログ
職業移行支援施設
「てんとうむし北本」で
お世話になっている利用者です。
ここでの初めてのブログです。
よろしくお願いいたします。
私は、脊髄小脳変性症
(セキズイショウノウヘンセイショウ)
痙性対麻痺(ケイセイツイマヒ)
亢進する難病です。
「1リットルの涙」と言えば分かる方も
多いかと思います。
そんな私でも、体を動かすこと
スポーツが好きで、過去には
アメフトや、ヨットレースなどの
経験があります。
アメフトでの、7年の現役最後の試合は
学生王者決定戦です。結果は2点差で敗退。
日本一になることを目標としていたので
今となっても、悔しさもありますが
いい思い出です。
社会人になってからの10年ほどは
毎週末、海に通い
数日間の外洋レースにも参加しました。
毎年、何度かクラス優勝も経験しました。
怪我で痛い思いや、命に関わるような
恐怖の体験を幾度も経験しています。
そんな経験があったから
「前は、あんなことも出来たのに」
そう残念に思うともあります。
思い出すと、悔しさが増すばかりで
より今の病気に悔やまれます。
前から自転車が好きで、休みの日は
リハビリを兼ねて、自転車で
出掛けることが多いです。
暖かくなった今は最高です。
以前のように早く走ることは
出来ませんが
出来ないことを増やさないように
日々努力しています。
好きな自転車に乗り続けること。
これは私の、一つの目標です。
今までの仕事については縁があって
いろいろな経験を
積ませていただきました。
そして、数年前には
「一生料理の仕事をする」と決めたのです。
接客も好きなので
「カウンターだけの小さな店やりたいな」
そう思っていました。
料理経験のない私は必至になって
料理に打ち込みました。
それでも体の痛みは増すばかりで
平らな床でつまずくことも増えました。
包丁で手を切ることなどなかったのに
思うように手が動かず
手を切るようにもなりました。
痛みと体の動きに不安を感じるようになり
整体や、いくつかの整形外科で
診察や検査をした結果
「脊髄小脳変性症」
であることが分かりました。
意地でも料理の仕事を辞めないと思っても
病気の亢進で症状は悪くなるばかりです。
その結果が、料理を辞める決断です。
とにかく悔しかったです。
そして、「何をしていいのか」
分からないまま
時間は過ぎて行くだけでした。
障害者となって、次の目的を探すために
いくつかの就労移行支援施設で
訓練の体験をさせていただきました。
施設によって、考え方や
環境はそれぞれです。
そして選んだのは
「てんとうむし北本」です。
私に合った環境だと思いました。
利用者となった現在の、思ったことを、
いくつか書かせていただきます。
「てんとうむし北本」では
資格取得のために、パソコンの
環境を変えていただき
テキストを準備まで。
それが、とにかく対応が早いのです。
いつも一生懸命な指導員の皆さま。
それだけに、たぶん疲れても
いることでしょうね。
それでもそんな疲れた仕草は見せずに
いつも気持ちよく、元気で明るい態度で
接しいただいています。
「分からない」「出来ない」
そんな言葉は聞いたことがありません。
相談すれば早急に返答がいただけます。
だから悩むことなく
すぐに次の目標設定が出来るのです。
悩んでいる暇などありません。
それは利用者である私にとって
いいプレッシャーでもあり
大きな支えでもあります。
こんな恵まれた環境で
訓練出来る私は幸せです。
こんな時こそ、過去のスポーツ経験を
思い出して厳しく取り組むべきですね。
絶対に結果に残します。
いつかは卒業の時が来ます。
甘えずに、早く、次に繫がる結果を残し
門出を迎えたいと思います。
これからもよろしくお願いします。
先日、日曜日に秩父の定峰峠から
秩父市街を撮影した写真です。
もちろん自転車で行ってきました。
峠を少し下ってから撮影しました。
頂上付近で気が付けばよかったですね。