「成長を支える」
こんばんは。
埼玉県北本市で障がいをお持ちの方の就労を支援する事業所
「てんとうむし北本」の桜井です。
ここのところ、暑さに加えて、湿度も上がってきたように感じます。
少しずつ夏が近づいているのを感じますね。
この時期から、僕の実家では玉ねぎの収穫が最盛期を迎えます。
去年の秋に種をまき、冬を越え、成長した玉ねぎが
春から夏にかけて収穫されます。
僕は実家の農業を一年ほど手伝ったことがあり、
その時のことを思い出すと、今の仕事に重なることが
多々あるように感じます。
農作物を育てるのに大切なのは、日々、しっかりと向き合い
状況に合わせて消毒をする、肥料をあげるといった
適切な対応をし、良い生育環境を整えていくことです。
大まかに行う作業は決まっていても、
作物や天候の状況によってタイミングは全く違ってきます。
そのためには、毎日の見回りは欠かせません。
これって、人の成長を支援することと同じように思えます。
日々、利用者さんとしっかりと向き合い、
必要があれば、相談にのり、指導や助言をする。
しかし、そのタイミングは毎日しっかりと向き合っていなくてはわかりません。
こちらから一方的に何かを押し付けても成長にはつながらないし、
時には成長をじっと見守ることも必要となります。
利用者さんが毎日、少しでも前進できるような環境を
つくっていくことが大切になってきます。
植物と人間、全く同じではありませんが、
成長を支えるためには、しっかりと向き合い、
適切な環境を整えるという点においては同じだと思います。
これからも利用者さんが就職に向けてしっかりと成長していけるよう、
日々の関りあいを大切に支援に取り組んでいきたいと思います。