「障害者雇用の現状~よりよいマッチングを目指して~」をきいて

こんにちは。

就労移行支援施設「てんとうむし 北本」に通所しているH.Oです。

はじめてのブログです。

先日行われた、「社会福祉法人 独歩」の菅野篤子氏による「障害者雇用の現状~よりよいマッチングを目指して~」というテーマで障害者雇用の現状について説明した内容についてお話しします。

その前に、この「社会福祉法人 独歩」について紹介します。本法人は複数の事業所からなりますが、今回関係するのは、てんとうむし北本と同業の「どっぽジョブセンター」と後に紹介す「独歩テラス株式会社」(演者はこの会社の支店長です)の二つの事業所です。

先ず、就労移行支援施設「どっぽジョブセンター」に関する様々な説明を行いました。この中で、施設利用者(ユーザ)の就職してから退職するまでの定着率について説明がありました。「独歩」が障害者雇用のよりよいマッチングという事で焦点を当てたのが、この定着率だと思いますので、少し説明します。
現時点での同センターの定着率は半年以内で100%、一年以上で88%でした。この状況について就職後、退職した例と定着した例について検討を行っています。
その結果は、定着するには企業側(担当者)が、ユーザをよく理解するという事、また、就職後年月が経つとユーザの配慮が変化するのでこれを企業と共有できる事がポイントであると述べていました。
「独歩」では「就労移行支援の役割は就職が目標ではない就労(就職)定着することが最大の役割である。」と述べて、よりよいマッチングには就職後の支援が大事である事ついて強調していました。

次に演者は厚生労働省発表の障害者雇用実態調査に触れ、障害者の雇用は着実に進展しているものの、そこには問題もあり、それを「独歩」の課題として捕らへました。
この状況に取組むため新事業として障害者雇用専門の人材紹介を行う「独歩テラス株式会社」を展開しました。この事業では、これまでの「独歩」の実績、経験豊富な社員が各種サービスを提供し、また、就職後もとことんこお付き合いするという事でした。

てんとうむし北本は今後、この独歩テラス株式会社と協力してやっていくそうですが、私としては心強いと感じました。