ビジネスファーストor選手ファースト

こんにちは、就労移行支援事業所「てんとうむし北本」の利用者のTNです。

 早くもヨーロッパサッカーが開幕を迎えています。
 オフがほとんどない気がしますが、近年どんどんサッカーの試合数が増えています。

 今シーズンから欧州最高峰のカップ戦であるチャンピオンズリーグ(以下CL)のフォーマットが新しくなり、試合数が増えることになりました。

 感染症が流行してCLの試合数が少なくなったシーズンがあったのですが、選手たちの動きが明らかによくなって、面白くレベルの高い試合になっていたので、
もう少し試合数を減らしたほうが個人的には満足度の高い試合が見られていいんじゃないかなと思っています。

 その一方で、人気クラブ同士の試合が多く組まれるようになったので、視聴者数の向上には有効なのかもしれません。協会のトップの発言からもビジネス的な観点がうかがえました。

 ただし、試合数が多い(=試合間隔が短い)と怪我をする選手が多いように感じます。
 それはオフシーズンが少なくてリフレッシュできないからなのか、試合数が多いからなのか、激しく強度の高い試合展開が増えたからなのか、
他に理由があるのかはわからないのですが、選手会が試合数が多すぎると意見しているので相当負担なのだと思います。

 さて、昨シーズンのスペインサッカーは、クラブレベルでも代表レベルでも、あるいは五輪でも欧州や世界の頂点に立ちました。
 ただ、近年スペインリーグ全体のレベルでいえば厳しい状態になっています。
 プレミアリーグ(イングランドのリーグ)クラブがお金持ちなので、いい選手が出てくるとすぐに引き抜かれてしまうからです。
 スペインでもレアルマドリーのような金銭的に問題ないクラブもありますが、ごく一部です(そのクラブがクラブレベルでの頂点を獲りました)。
 しかし今シーズンはもう少し多くのクラブが戦えるようになる予感がします。

 バルセロナには、ハンジ・フリック監督(前述した、少ない試合数だったときのCLで最高のサッカーを披露していた)が就任して良質なサッカーを展開しています。

 アトレティコは超大型補強を敢行しましたし、まだ試合内容はよくないですが、新戦力がフィットしたら楽しみです。

 レアルマドリーにも移籍市場の夏の風物詩になっていたエンバペがついに移籍しました。こちらもコンビネーションがまだ確立されていないですが、得点は獲り、兆しはあります。
 ただ、現時点でも怪我人が非常に多く、試合数が一番多くなる可能性があるクラブなので、監督が頭を悩ますハードなシーズンになりそうです。

 ビジネス(お金)のために選手に負担をかけるのか、お金を減らして健康な状態で選手にプレーしてもらうのか。
 健康が第一だと思うので、あまり前者に傾きすぎないようにと願っています。