目に見えないもの
みなさま こんにちは。
埼玉県北本市の「障がい者福祉施設」
自立訓練(生活訓練)事業所
てんとうむし北本
スタッフの渡辺(ゆ)です。
昨日は自立訓練の利用者さまと一緒に、就労移行事業所てんとうむし北本の
スポーツイベントに参加させていただき、とても楽しかったです。
初めてお会いするご利用者さまや卒業生のみなさんと運動をしたり
おしゃべりしたりすることが出来て充実した時間となりました♪
さて 今日は 少々真面目なお話を。
自立訓練(生活訓練)ってそもそも何をするところ?
事業所の数も少ないので名称を耳にしてもピンと来ない方も
多いのではないでしょうか。
改めて説明させていただきますね。
自立訓練とは、すぐに働くことが難しい方や就労に向けて心やからだを
休める必要のある方、障がいのある方へ自立した生活を送るために必要な
能力を向上させるトレーニングを行う、障害者総合支援法に基づく
指定障害福祉サービスです。
「自立」と「訓練」
この2つの文字を見ると、○〇しなければならない というような
強い印象を抱いてしまう方も多いかもしれません。
自立とは、他の援助を受けずに自分の力で身をたてること という
意味として捉えられていることが一般的ですが、福祉の分野ではちがいます。
「自己決定に基づいて 主体的な生活を営むこと」
「障がいや病気を持っていても、その能力を活かして社会活動に参加すること」
の意味として用いられます。
したがって、サポートを受けながら生活することも、障がいがあることを
開示して働くことも 自己決定 そう、 自分で決めるのです。
訓練は、できるようになるまで鍛え習得するというよりは、
生活するために必要なスキルや就労に必要なスキルを身につけるための
練習をしたり学んだりするという意味合いです。
天命を予測することは難しいとはいえ、
人生90年 100年時代であるならば、そのうちの数年間 ゆっくり深呼吸して
心とからだを整える時間があっても良いのではないかなと考えるようになりました。
何度でもどこからでも、やり直すことができるのです。
私が大切にしているもののなかに、《 目に見えないもの 》があります。
あたたかな雰囲気
居心地の良さ
安心できる存在
思いやり合える関係性
相手への敬意
そういったものを日々心掛けながら、『人』という社会資源となれることを
目標に成長していきたいと思っています。
事業所もまだ初年度なので実績はこれからとなりますが、
興味をもっていただいた方は どうぞ 見学にお越しください。
最後までお読みいただき ありがとうございました。