効果倍増!? ウィンザー効果
皆様、こんにちは。
埼玉県北本市の就労移行支援事業所「てんとうむし北本」に通う利用者のTです。
前回、「リフレーミングのよくある具体例」について書かせて頂いた者です。
いつも長くなりがちなので、今回はサクッと読めるように努めます。
今回は「ウィンザー効果」について、簡単にまとめます。
これは、ある特定の情報について、当事者から直接伝えられるよりも、第三者から間接的に伝えられた方が信憑性が上がる、という心理効果です。
例えば、他者から直接「すごいね」と褒められると、嬉しい反面、「お世辞も多少あるのかな?」と疑ってしまう気持ちも芽生えてしまいやすいのが私達人間です。
(もちろん全身全霊で受け止められる人もいるでしょうし、いても良いハズです)
それが、第三者経由で「○○さんが、あなたのことをすごいと言っていた」と間接的に伝え聞くと、「本当に褒めてくれているんだ!」と実感しやすいのです。
例その2
恋人に「本当に好きだよ」と直接言われるよりも、共通の友人から「あいつは君の話ばっかりしているよ」「君のことが本当に好きなんだね」等と言われる方が実感が湧きやすく、「本当に自分のことが好きなんだ」という自信に繋がります。
これが「ウィンザー効果」です。
ビジネスでも用いられており、インフルエンサーが商品を宣伝すると売り上げが上がるというケースは正にそれです。
自社のCM/広告で「我が社の製品はすごい!」と主張するより、第三者のクチコミが有効ということですね。
この第三者は、商品レビュー等の見知らぬ誰かより、顔見知りや友人などご自身との関係性も重要かと思います。
信用している人の言葉は大きいですものね。
集計の怪しい年間ランキングの「○○部門 第1位!」とかの広告表示もウィンザー効果を狙っています。(おっと口が過ぎました)
ウィンザー効果のメカニズムは、人間は利害関係のない第三者からの情報に高い信憑性を感じるという心理傾向が基となっています。
情報の発信者が第三者であることによって客観的な評価を期待出来、その結果、その情報の信憑性や信頼性が向上するという一連の流れが起こります。
この効果を理解し、活用することで、コミュニケーションやマーケティング戦略をより効果的に行うことが可能となります。
今後も面白そうな心理効果等があれば、また投稿します。
それでは、今回はこの辺で。
皆様どうか良き一日をお過ごしください。