扉

皆さんこんにちは。
私は、就労移行支援事業所「てんとうむし北本」の利用者H.Kです。

日差しが強くなりましたね。
うっかりしていると日焼けをしてしまいます。
私は、お昼休みに体力づくりのために事業所の近所をお散歩しています。
スマホでお花の写真を撮って楽しんでいます。画像をアップしたのでご覧ください。

話は変わって、先月新しい人間関係ができました。
イベントでワークショップをする人たちと知り合いました。
私が書いたイラストのポストカードを出展させていただきました。
出展するに至るまでのお話は短めにしますが、私はかなりの勇気を出して出展しました。

私は2015年にイラストを描きました。
ネットで人に見せることはありましたが、実際目の前の人に見せたことがありませんでした。
自分でも気に入っているイラストなので、ネットで注文して陶器のコップを作ってみました。
出来ばえはいまいちだけど、初めて自分のために作ったコップなので愛着がわきます。

事業所にはカウンセリングをしてくださる大八木先生がいらっしゃいます。
先生に見せてみました。かわいいと言ってくださり、売ったらいいじゃないといわれました。
でも、売れ残ったらなぁ。
支援員さんに相談しました。「ポストカードならどうかしら？」というお話でした。
あ、そうか、ポストカードなら売れなくても誰かに送ることができる。

しばらくは、ポストカードを印刷したままでしたが、先月イベントで出展できました。
１枚150円じゃ、高いかな？と思いましたが主催側の方が売れるよと背中をおしてくださいました。
なんと、10枚売れました。これにお金を払う人がいる。気に入ってくれる人がいる。不思議でした。

自分の作品を人に見せるって結構勇気が必要です。でも、私は勇気を出して一歩踏み出しました。
なんとなく、どんなことでも自分で扉を押さないと新しい道は開けない気がします。
よいしょって頑張る。病気だから、こんな自分じゃ、どうせダメだ。
そんな気分が続いた時期もあります。
事業所に通い、いろいろなことをすることで自分らしく生きることに挑戦する気持ちがわきました。
どんな気持ちも支援員さんにお話しする。心の中にため込まず、人に相談する。
自分を出しても誰も何も攻撃してこない。おかげでなんでも相談できるようになりました。
自分以外の人の意見や考えを聞く。自分という枠から一歩外に出る。

障害者になってから人と出会っていろいろな変化が起きました。
障害がありますと言っても聞いた人は特に反応しません。そういう病気があるのね、で終わりです。
それより、一緒にいる時間を楽しもう！そう言ってくださいます。
それも、そうかな。

病気は性格ではないし、悪いことをしている訳でもない。
自分で自分を障害者にしてしまわないことも大切な気がします。

病気になると人に出会う行動に移るまではとても大変だと思います。

緑や、日差しや、足元の感覚。
まずはそこからの気がします。

庭の足元の雑草を抜くのに疲れて、ふかふかの緑の絨毯と思えばいいかな。
今年は変化の多い年になりそうです。
売れ行きより、見てほっとしてくれたらいいかな。

穏やかな気持ちでいると、いい出会いがある気がします。
出会う皆さんから元気をいただいています。

あ、一人の方が、「感謝です！」と手紙を書いてくれました。
こちらこそ、です。
そう、こちらこそ、なんです。

みなさんコツコツが合言葉です。