就職が決まりました。習慣と思い出。

あけましておめでとうございます。
このたび5回目のブログを投稿させて頂きますM・Tと申します。

就職が決まりました。
去年の1月から通所し始めたのでちょうど1年ほど通所していたことになります。私はここへ通所するようになってからも就職することに実感がわかずにいました。なので積極的に就職する企業を探すというよりも紹介されるのを待っていたかのような訓練内容でした。しかし、9月ごろに企業を埼玉県障碍者雇用総合サポートセンターの方から自宅からとても近くにある企業を紹介されました。そして9月に企業見学をさせてもらい11月に4日間実習の機会を得ることが出来ました。12月に面接をしました。その際はとても緊張しました。そして面接後すぐに採用通知の手紙が自宅へ届き、約1年の間に就労移行が完了するようです。

私は高校生の頃不登校で本来なら3年生の時期に高校認定試験を受け中学の頃の同級生のように同じタイミングで大学へ進もうとしていました。しかし頑張りすぎたのか統合失調症を発症しました。なんとか高校認定試験を取れて予備校へ通い始めましたが、統合失調症の症状を抱えながら予備校の1コマ3時間と電車での通学に耐え切れませんでした。それ以来どこか居場所があって決まったように通学することがなくなり気が付くと習慣という大切なものを失ってしまいました。中学生の時には習慣と思い出がたくさんありそれまでは楽しかったと思っています。
しかし私は15年間、心に残るような習慣と思い出がほとんど無い人生を送ってきました。

習慣と思い出に関してですが、私は小学2年生から中学1年生までクラシックバレエを習っていました。この時、何度も動作を繰り返し記憶して(習慣)、厳しい先生のレッスンでもある時上手に踊れたなど。それを思い起こすため。つまり心に(思い出)として残し毎年年末の発表会に参加した思い出があります。私は事業所でも毎日同じ電車に乗って通い事業所の規則を守るという習慣を持ちつつ他者と関わりあう思い出を作って10年以上も前の楽しかった学生時代のような進むべき道があり波に乗れたような気がしました。バレエを習っていたせいか
肌感というものに重要性を感じています。四季の移り変わりにハーモニーのように他者との関わりが思い出になり生きている心地がします。家から出ずにいれば自然を肌で感じ他者をリアルで感じることはありません。SNSインターネットの時代に自分の体が機械ではなく自然から成り心を持ち考える人間という生き物なんだと感じることが大切です。

この事業所に導いていくださった方々や私は積極的に講座に参加していたので、サポートしていただいたスタッフの皆様に感謝を致します。これから冬が明ければ事業所と北本駅前にあるご神木でもありそうな立派な桜にも花が咲くでしょう。

{画像は令和4年4月就労支援事業所てんとうむし北本前の桜の木です}