頭の中を飛び回る猿を手なずける!!
皆さん、こんにちは!
障がいをお持ちの方の就労を支援する事業所「てんとうむし北本」スタッフの渡辺です。
さて、普段私たちの頭の中では、食事のメニューから、仕事のこと、友人や家族との関係、未来の夢や心配事など、
日常のさまざまな出来事や状況に対する思考が絶えず交錯しています。
2005年にアメリカ国立科学財団によって発表された研究内容によれば、私たちは1日におおよそ1万6000回から6万回もの思考を行っているんだそうです!
目を覚ました瞬間から寝るまでの間に、平均して1分間におよそ11回から41回の思考が頭の中を巡っている計算になりますね。
驚くべき数です!
しかしこの数字よりも注目すべきは、これらの思考の内容についての指摘です。
研究結果によれば、これらの思考の約80%はネガティブな内容を持っているとのこと。
このことは、私たちの思考の大部分が、懸念や恐れ、疑念などのネガティブな方向に向かっていることを示しています。
このネガティブな思考によって脳内エネルギーが消費され続ける状態を、心理学の世界では「モンキーマインド」と呼び、
また仏教の世界では「心猿(しんえん)」もしくは「意馬心猿(いばしんえん)」と表現し、奔走する馬や騒ぎ立て
ながら走り回る猿が制し難いように、ネガティブ思考も意志の力だけではコントロールが難しいことを教えてくれます。
頭の中で猿が走り回って騒ぎ立てている状態をどうにかできないでしょうか?
どうにかできるん手立てはあるんです!!
モンキーマインドを鎮める方法を調べてみましたので、その方法について解説していきます!
1.瞑想
瞑想は心の静寂を促進する強力な方法です!
毎日短時間の瞑想から始めることで、心の動きを観察し、心に静寂をもたらすスキルを養うことができます。
2.深呼吸
モンキーマインドが活発な状態のとき、数を数えながら深く息を吸ってゆっくりと吐き出すことで、心と体を落ち着けることができます。
3.今という瞬間に集中する:
手元の感覚に意識を集中することで、意識が一時的に心から離れ、乱れた心を落ち着けることができます。
今という瞬間に集中することで、未来や過去の思考から解放され、心を鎮めることができます。
4.ジャーナリング
思考や感情を書き出すことで、心の中の雑念や悩みを整理するのに役立ちます。
5.フィジカルアクティビティ
体を動かすことは、過剰なエネルギーを放出し、心を安定させるのに役立ちます。
散歩やヨガ、エクササイズなどがおすすめです!
6.自然との接触
自然の中で過ごすことは、心身をリラックスさせ、心を鎮める効果があります。
森林浴や公園散歩は、心のリセットに最適です!
7.情報の遮断
SNSを始めとしたメディア情報から一時的に距離を取ることで、心の騒がしさを減少させることができます。
8.感謝の習慣
毎日の生活中で感謝する瞬間や出来事を積極的に見つけることは、ポジティブな心の状態を維持するのに役立ちます。
9.音楽やアート
音楽やアートに没頭することは、心の中の雑音を減少させ、集中とリラックスの状態を促進します。
10.マインドフルネス
日常のあらゆる行動を意識的に、現在の瞬間に集中して行うことで、心を鎮める効果があります。
モンキーマインドは、現代の忙しい生活や情報過多の時代に特有の現象とも言えますが、上記の方法を日常生活にひとつでも取り入れてみることで、
心の安定を取り戻すことができると思います。
ただし、モンキーマインドを鎮めるための方法は、習慣として続けることが大切ですよ。
毎日の小さな実践を積み重ねることで、より穏やかで集中力のある心を手に入れましょう!
本日もご覧いただきありがとうございました!