木管五重奏コンサート♪
みなさん こんにちは。
自立訓練(生活訓練)事業所
てんとうむし北本
スタッフの渡辺です。
北本市文化センターでは、東京音楽大学と提携して
さまざまな音楽イベントが開催されています。
・・・と言いましても今回はじめて知ったのですが、、、。
先日、たまたま事業所のメンバーさんやスタッフと一緒に
文化センター内にある図書館を訪れたときに、
貼られてあるポスターが目に入り
「入場料500円で生のクラシック演奏が聴けるのは良いじゃない?」
となり事業所の外出イベントとして企画を進めることになりました。
第56回 東京音楽大学連携シリーズ
「木管五重奏コンサート」が昨日開催され、
希望されたメンバーさんやご家族さまと
一緒に歩いて会場に向かいました。
ホールではなく、ホールロビーに椅子が並べられていたのですが
開場時刻過ぎには後ろの方の席しか空席がないほど
お客さんが入っていて期待が膨らみます。
音楽大学生さん5名の方はみなさん4年生。
楽器を始めた時期は12歳とのことでしたので
中学校の部活からなのかな?と想像しました。
木管五重奏の楽器はフルート・オーボエ、
クラリネット・ホルン・ファゴットで構成されています。
前半の1部では、
坂本九さんの楽曲やジブリメドレーなど知っている曲が多く、
その中でも『山の音楽家じゅんばん協奏曲』という作品は、
童謡を基調としながら各楽器の旋律が順番に入ることで
楽器紹介を兼ねている、楽しい曲でしたよ。
休憩のあとの第2部は、
モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」序曲や
チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」など
本格的な名曲が続き、アンコール曲は「熊蜂の飛行」でした。
とてもテンポが速くて聴きごたえがありましたよ。
木管五重奏に金管楽器のホルンが入っていることが不思議だったので
帰宅後に調べてみると、プチ知識を得ることができました。
管楽器のアンサンブルが盛んだった古典派音楽の時代、
ホルンは木管楽器と一緒に演奏していたのだそうです。
トランペットは宮廷や軍人のための高貴な楽器であり、
トロンボーンは教会で演奏される神聖な楽器とのイメージがあり
ホルンだけが民衆の身近な楽器として気軽に楽しめる存在だったとか。
もともと、木管、金管という区別がほとんど意識されなかった時代に
できあがった編成がいつのまにか「木管五重奏」となったということです。
なるほど、納得しました。
コンサートを鑑賞されたメンバーさんからは、
ファゴットが好き、オーボエが好きなど
お気に入りの音色を奏でる楽器の発見もあり、
なかなか演奏を生で聴けないのでとても良い機会だった、
若さいっぱいの彼らに元気をもらいました
などの感想もお伝えいただきました。
また2階では写真展が開催されていて、開演前の時間で観に行きました。
プロではない一般の方の視点も撮る人によってさまざまで素敵でした。
次回は9月18日に、東京音大連携シリーズコンサート
「声楽コンサート」が企画されているそうです。
メンバーさんからはぜひ行きたいです!とのお声をいただいています。
豊かな時間は心の栄養になると感じました。
演奏会会場では写真撮影はNGでしたので、
北本市高尾にあります北本さくら公園に新設された
ハートの形のモニュメントを載せますね。
この場所からの夕焼けの風景も素敵です。
