戦後80年の今日想うこと

みなさん こんにちは。

埼玉県北本市の「障がい者福祉施設」
自立訓練(生活訓練)事業所
てんとうむし北本
スタッフの渡辺(裕)です。

今日、8月15日は第二次世界大戦が終結した日です。

以前私は、東松山市の「原爆の図丸木美術館」を訪れたことが
あるのですが、心をえぐられるような衝撃を受けました。

1945年8月6日、広島に人類最初の核兵器、
原子爆弾が投下されました。

広島出身の丸木夫婦は、その数日後に現地に入り、
そこで目のあたりにした惨状の記憶や証言をもとに
「原爆の図」を描き続け、国内外の巡回展を経て、
30年以上の歳月をかけて全15部の「原爆の図」を完成させ
埼玉県東松山市に美術館を造られたそうです。

戦争を経験していない世代の私達や若い方、子どもたちも
作品を見れば、原子爆弾がどれほど恐ろしいものであるか
感じられることでしょう。

当たり前の日常が、ある日突然奪われる悲惨な戦争を
繰り返さないために自分にできること、

そのはじめの一歩はまず『知ること』からはじまる
と思うのです。

今年は戦後80年という節目の年であることから
各地で戦争の悲惨さを振り返り、
平和の尊さを再確認しながら未来を築くための
活動が行われています。

私自身は、歌うことが趣味なので
ふたつの合唱団に所属しているのですが、
ひとつはうたごえ運動を行っている合唱団です。

平和を求める運動と結びつきながら
さまざまな活動や演奏を行っていて、
心が動かされてその活動に参加している大先輩が
私の周りには大勢いらっしゃいます。

私自身は自分のできる範囲で練習や演奏に参加したり
音楽という世界共通の言語で想いを伝えたり
意識を向けたりたいうことを実践しています。

少し堅苦しくなってしまいましたが、

本当に言いたいことは

喧嘩(戦争)をしないで・・
話し合いで仲良くできることが理想なのです。

自立訓練てんとうむし北本の事業所では
ちょっとした失敗談から
皆の笑顔が広がるということが毎日起きています。

ミスを責めるのではなく、(良い意味で)
面白がったり、同じ失敗を繰り返さないために
どうすればよいかを一緒に考えたりということが
自然にできている、そういう環境に居心地の良さを
感じる日々に感謝をしている今日このごろなのでした。

みなさんの明日やこれからが
どうか平和でありますように。