学び
みなさん、こんにちは。
埼玉県北本市の「障がい者福祉施設」
自立訓練(生活訓練)事業所
自立訓練てんとうむし北本
スタッフの渡辺(ゆ)です。
満開のお花見が待ち遠しいこの頃ですが、
少し先に楽しみが待っていると思うことにしましょう♪
今日は一冊の絵本をご紹介させてください。
もう一度じっくり読み返してみよう、
そしてスタッフや利用者さんにも知ってもらいたい、
と思い立ち自宅から事業所に持ってきました。
「すずちゃんののうみそ」という絵本です。
主人公のお母さんが、娘(すずちゃん)が通う
園の園児と先生に向けて紙芝居を作ってお話したのが
この絵本のはじまりだったそうです。
私はこの絵本をNHKの朝の番組で知りすぐに購入しました。
すずちゃんは自閉症スペクトラム(ASD)です。
本文はASDの特性をとてもわかりやすいことばで
表現してくれていて、自閉症を理解するきっかけとして
たくさんの人に手にとってもらいたいと
感じる内容となっていますが
私が特に深く共感した箇所は『あとがき』にありました。
その一文を引用させていただきます。
最近は「障害じゃなくて個性、子供はみんな同じですよ」と
声をかけていただくことが増えました。
個性と言っていただけることはとてもありがたいのですが、
ガンを患う方に「ガンも個性ですよ」とは言わないように、
障害には、病気と同様、その特性ゆえのつらさが伴います。
健常な定型発達の方よりも、
本人も家族も多くの努力や支援を必要としています。
だからこそ、子どもたちの「自分とは違うけど、仲良くしよう」
という自然な接し方が本当にうれしかった。
・・・よく使う「個性」
気軽に使われる日常になんとなく違和感を感じていたことを
筆者が代弁してくださった・・・
と胸が熱くなりました。
この絵本は事業所にありますので、ぜひお立ち寄りください。