季節の変わり目は、自律神経の乱れにご注意を!

みなさん、こんにちは。
埼玉県北本市の「障がい者福祉施設」
就職・再就職をサポートする
「就労移行支援事業所」
「てんとうむし北本」スタッフの渡辺です。

寒さのピークも通り過ぎ、これから春に向かって
暖かな日が増えてくるかと思いますが、そんな
季節の変わり目に皆さんはどんなことに注意して
いますか?

私が注意しているのは、本日のテーマである
「自律神経の乱れ」です。
冬から春、そして夏から秋にかけては特に、気温
の寒暖差が心身へのストレスとなり、体調を崩して
しまう方も多いのではないでしょうか?
季節の変わり目に体調を崩してしまう原因の多くが、
自律神経の乱れからきていると言われています。

自律神経は、外部からの刺激に対して適切に反応し、
健康を維持するために24時間体制で働いてくれる
強い味方です!
例えば、災害や予期せぬ事態に遭遇した時、心臓が
ドキドキしたり、息が荒くなったり、筋肉が緊張した
りするのは、自律神経が適切に働いている証拠です。
ご存じの方も多いかと思いますが、自律神経には
2種類の神経があります。
交感神経と副交感神経ですね。
この交感神経と副交感神経のバランスが崩れて
しまうと、自律神経の働きが乱れてしまうのです。

交感神経は、活動するときに働く神経で、副交感神経は、
休息やリラックスをするときに働く神経です。
基本的に、全ての臓器は交感神経と副交感神経によって
制御され機能しています。
車に例えるなら、交感神経がアクセル、副交感神経がブレーキ
の役割を担っていると言えます。

(くすりと健康の情報局HPより)

では、自律神経が乱れるとどの様な症状が起こるのでしょう?
症状は人によって様々ですが、主な症状として以下のものが
現れてきます。

・体のだるさ
・不眠
・疲れがとれない
・肩こり
・気分の落ち込み、不安感

自立神経が乱れる主な原因は以下のとおりです。

①精神的ストレス
人間関係の悩みや不安、仕事上の過度なプレッシャー
によるストレス

②身体的ストレス
過労や気温の寒暖差の影響によるストレス

慢性的にストレスを受け続けると交感神経ばかりが
活性化しがちになりますが、身体はずっと臨戦態勢
を取り続けることはできません。
そのうち身体は疲労困憊し、不調のサインとして
様々な症状を引き起こします。

③生活習慣の乱れ
人間は基本的に規則的な生活のもと、自律神経が
うまくバランスを取ることで心身の健康を維持して
います。そのため、昼夜逆転の不規則な生活や偏食、
睡眠不足などによる生活習慣の乱れは、交感神経と
副交感神経とのバランスを崩す結果につながります。

さて、自律神経が乱れる原因がわかりましたので、
最後に対処法をいくつか紹介させていただきますね。

①意識して休息時間をつくり休養する
仕事が一段落したときにブレイクタイムをとり、仕事から
一旦離れて外の空気に触れるなど、リフレッシュするよう
心がける。また、1日の終わりにはリラックスタイムを作り
心身の回復をはかったり、休日には仕事を忘れて休息
することを心がける。
例えば、癒し系の音楽を聴いたり、好きな香りでアロマ
テラピーを楽しむことなどは効果が期待できます。

②精神的なストレスを抱え込まない
ストレスを抱え込んで心の疲労を招かないようにすることが
大切ですので、ものごとを否定的に捉えず、立ち止まって
今までの考え方を見直したり、気分転換などでリフレッシュする。
また、嫌なことを引きずらないよう、心の持ち方を変えてみたり、
完璧さを求めずマイペースでゆったりした気持ちで物事に対処
する方法を身につけるように心がける。
日記などを書いて一日を振り返ることで、自分の考え方に偏りが
ないか客観的に観察してみるのも良いかもしれませんね。

③生活習慣のリズムを整える
適度な運動を習慣にする。適度な運動は、交感神経と副交感神経
の両方をバランスよく刺激し、心身の健康を促進といわれています。
研究によれば、たった1回の運動でも、「不安や緊張」「抑うつ気分」
の低下が見られることが報告されています。
ウォーキング、ジョギング、ストレッチなど、自分に合った無理のない
運動をつづけてみてはいかがでしょうか。
十分な睡眠時間を確保する。睡眠は、1日で蓄積された疲労を回復し、
心身をリフレッシュさせるために欠かせません。睡眠不足は、自律神経
のバランスを大きく崩し、様々な不調を引き起こす原因となりますので、
就寝2時間前には、スマホやパソコンから離れてみることをお勧めします。

本日もご覧いただきありがとうございました!