国民健康保険の減免制度を利用した話
こんにちは、利用者の H.T. です。今回は、私が病気によって離職し、社会保険から国民健康保険(国保)へ切り替えたのですが、それに関する国保保険料の雇用保険受給者の特定理由離職者向け減免制度についてお話しします。
離職後の生活は不安が多く、特に保険料の負担は大きな悩みの一つでした。そんな中で減免制度を利用すれば生活の助けになると思います。同じような状況にある方の参考になればと思い、この記事を書きました。
国民健康保険の保険料の決まり方
国保の保険料は、前年の所得に基づいて算定されます。そのため、離職して収入が大きく減った場合でも、前年の所得に基づいて保険料が課されることになります。この仕組みは、離職後の生活にとって大きな負担となります。特に病気による離職の場合、働けない状況が続くこともあり、保険料の支払いが困難になることもあります。
減免制度の概要
そんな中で国保保険料の雇用保険受給者の特定理由離職者向け減免制度という制度が存在します。
この制度は、病気や倒産など「やむを得ない理由」で離職した方向けに、国保料を最大70%軽減する制度です。
以下は私が確認した内容です。
対象条件
- 雇用保険の基本手当を受給中であること
- 離職理由コードが「特定理由」に該当すること
(私の場合は コード33「正当な理由のある自己都合退職(病気)」 で該当)
減免内容
- 所得を30%とみなして保険料を再計算(実質70%減)
- 軽減期間:離職の翌日から翌年度末まで(ただし基本手当支給終了日が上限)
- 世帯単位で適用(家族の国保料も軽減対象)
実際の手続き体験
私の場合、市役所の国保年金課にて手続きを行いました。
今回、私の場合は国保の納付通知が来たあとに申請の手続きをしましたが、申請は雇用保険の受給が決定してから速やかに行うのがよいと思います。国保の納付通知が届いてからでも申請可能ですが、納付期限までに手続きしましょう。
必要書類
- 雇用保険受給資格者証(原本)
- 本人確認書類(マイナンバーカードなど)
申請の流れ
1. 市役所国保年金課へ
2. 受付で「国保保険料の減免申請」と伝える
3. 必要書類を出して離職理由等を確認
4. 申請書に記入・提出
窓口では丁寧に対応していただき、書類の確認と申請書の記入を行いました。所要時間は10分ほどで、特に難しいことはありませんでした。追って新しい納付通知が来るようです。
おわりに
病気離職後の国保保険料は、大きな負担になります。この記事が同じ境遇の方の一助となり、経済的不安を少しでも軽減できれば幸いです。制度の詳細はお住まいの市区町村窓口でご確認ください。
参考
厚生労働省:倒産などで職を失った失業者に対する国民健康保険料(税)の軽減措置
