合理的配慮について考えてみました!
みなさん、こんにちは!
障がいがある方の就労を支援する事業所「てんとうむし北本」スタッフ、
障がいがある家族と暮らす野口です。
ここのところ、寒い日が続いていますね。
今朝の事業所では、入ってくる利用者さんたちが口々に、寒いですねと言っていました。
これから、寒さ本番になります。
しっかりと防寒対策をしていこうと思います。
最近、何人かの利用者さんから、何が合理的配慮になるのかよくわからないと言われることがありました。
私なりに、合理的配慮について考えてみました。
食物アレルギーがある人は、原因となる食物は食べないようにしていると思います。
アレルゲンの表示を確認したり、アレルゲンを除去した給食の提供を求めたり、それが難しい場合にはお弁当を持参したりと、その方の状況に応じた対応をすると思います。
自分でできることとしては、アレルゲンの表示を確認して原因となる食物を避けることです。
アレルゲンを除去した給食の提供を求めることが、合理的配慮にあたると思います。
合理的配慮は努力義務なので、提供できない場合にはお弁当を持参することになります。
感覚過敏で食べられない食物がある人もいますが、除去食を求めることはあまりないと思います。
そういう場合でも、あらかじめ食べられない食物を伝え、残すことを認めてもらうことが合理的配慮になるのではないでしょうか。
もちろん、黙って残すこともあるでしょう。
また、感覚過敏は、調子が良い時にはある程度我慢することができるので、そういう時に食べてみて、過敏性が変わっていないか確認することもあるでしょう。
では、好き嫌いはどうでしょう。
嫌いな食物を食べないことを合理的配慮として求めることは、ほとんどないと思います。
我慢して食べるか、黙って残すでしょう。
感覚過敏でも好き嫌いでも、自宅では食べないが、自宅外では我慢して食べる人もいると思います。
それができるということは、他人の目を気にしたり、周囲の状況に合わせることができるということなので、社会性があるといえるのではないでしょうか。
合理的配慮を求める際には、食物アレルギーでも感覚過敏でも、そのことだけを伝えるだけでは不十分で、何の食物を除去するのか具体的に伝えなければ、相手は配慮することができません。
合理的配慮を食物アレルギーや感覚過敏で考えてみました。
病名や障害名を伝えるだけでは、個別的な特性まで相手はわかりません。
合理的配慮で求めるかどうかは、努力してできるかどうかで判断しましょう。
努力してできるようになることは、努力しましょう。
努力してもできないことは、どんな配慮があったらできるようになるか、自分の病気や障害特性をふまえて、できるだけ具体的に考えてみましょう。
富士川ごしの富士山、大好きな風景です。