ベートーヴェンのピアノソナタ

こんにちは、てんとうむし北本利用者のT・Mと申します。
私はここ10年ほどクラシック音楽を趣味としてきました。
ベートーヴェンは特にピアノ関連の曲がとても情熱的です。
いろいろ聴いてきてそこに落ち着いた感じです。

ベートーヴェンは作曲を始めて早い段階で難聴になりました。
その後も多くの曲を作曲し続けた偉人です。
日本では楽聖と言われています。
クラシック音楽を代表する音楽家です。

彼は9つの交響曲を作曲しています。
交響曲第2番の作曲中に聴力に異常が診られました。
一説には工業排水の水銀の水質汚染の影響を受けた川魚でした。
それを食べて水銀中毒になり難聴になった説が有力です。
交響曲第2番が執筆されたとき自殺まで考えたといわれています。
しかし、そう考えていたとは思えないほど軽快で明るい曲です。

耳はほとんど聴こえません。
しかしピアノの音をかすかに聞く骨伝導という方法があります。
なのでピアノの音を微かに聴くことができました。

ピアノは、小さなオーケストラと言われます。
その音の出る音域は弦楽器、木管楽器、金管楽器をカバー。
のオーケストラの主要な音域を、ほとんどカバーできる楽器です。
これがベートーヴェンの作曲を続けられた大きな理由です。

私は20代半ばに趣味でピアノを1年半ほど習いました。
左手と右手で、二つの脳が必要だと思えました。
レッスンが困難だと思い、習うことを止めました。
現在はベートーヴェンのピアノソナタに魅了されています。

いちばん気に入っているのはピアノソナタ第23番〈熱情〉です。
第一楽章はとても暗く、一音ごと念を込めるようゆっくりです。

第二楽章は一転、明るくなりゆったり虚ろな情景。
そこからアタッカという技法で、曲が中断せずに最終楽章へ突入。
曲調は早くなり、暗闇を駆ける早馬のようになります。

まるでその一台のピアノで、その空間を支配します。
超絶技巧で最後へと、観客は熱狂していく空気になります。
いちばん最後は舞踏のように鍵盤をたたきつける激しさです。

おすすめはグレン・グールドの録音です。
YouTubeで、「ベートーヴェン熱情」と検索してみます。
ランランという中国人の演奏者が、見つかるのでおススメです。

私がアートセラピー講座で、熱情をイメージしました作品です。

私は哲学者ルソーのエミールを読む事。
それとベートーヴェンの音楽が好きです。
フランス革命の時代の、人々の娯楽や教養です。
それがどんなに熱狂的であったかイメージできます。