フードファディズム:流行りの健康法が招く落とし穴!

みなさん、こんにちは。
埼玉県北本市の「障がい者福祉施設」
就職・再就職をサポートする
「就労移行支援事業所」
「てんとうむし北本」スタッフの渡辺です。

皆さんは、「フードファディズム」という言葉を
ご存じでしょうか?
「フードファディズム」とは、ある食品に含まれる
栄養が健康や病気に与える影響を過大に評価したり、
信じたりする行動を表す概念です。
1950年代にアメリカ合衆国で提唱され、1990年代
後半に、当時群馬大学教授で栄養学者であった
高橋久仁子氏の論文によって日本にも紹介されました。

ある食品が、テレビ番組やCMなどで健康に好影響
があると過大に宣伝された結果、翌日スーパーに
買い物に行ってみたら、その食品が売り切れ状態
になっていて、しばらく購入することができなかった!
という経験はありませんか?
私自身、過去にバナナや納豆が購入できなかった経験
があります!

おもしろコラム 2014年05月20日「フードファディズムに陥らないために」より引用

身近なフードファディズムの事例として、ごはんやパン
を制限する「糖質制限ダイエット」や小麦粉を使用した
食品を摂取しない「グルテンフリー食事法」などがあり
ますね。

フードファディズムの問題点を以下に上げてみます。

・栄養バランスの乱れ
 特定の食品や栄養素に偏った食生活は、他の必要な栄養素
 が摂取できなくなり、栄養バランスの乱れを招く。
 ・健康被害
 極端な食事制限や、サプリメントの過剰摂取は、体調不良
 や深刻な健康被害を引き起こす可能性がある。
・経済的負担
 高額なサプリメントや健康食品の購入は、経済的な負担と
 なる。
・社会的な孤立
 周囲の人々と異なる食生活を送ることで、食事の誘いを
 断ったり、外食の機会が減ったりするなど、社会的な孤立
 につながる可能性がある。

ではフードファディズムの落とし穴に陥らないためには
どうしたらいいのでしょうか?
その回避法を以下に上げてみますね。

・信頼できる情報源から情報を得る
 医師や公的な機関の情報を参考にする。
・専門家の意見を聞く
 必要に応じて、医師や栄養士などの専門家に相談する。
・バランスのとれた食生活を心がける
 主食、主菜、副菜をバランス良く、無理なく食べるようする。
・流行に惑わされない
 すべての流行が自分に合っているわけではないため、
 情報に批判的に向き合い、冷静に判断する。
・自分の体と相談する
 体調や体質に合わせた食生活を送る。

健康のためとは言え、行き過ぎた健康法は短期的には効果
は見られても、長期的にはかえって健康を害する結果になり
かねません。
皆さんも落とし穴にはくれぐれも気をつけてくださいね!

本日もご覧いただきありがとうございました!