コンコルド

みなさん、こんにちは。
埼玉県北本市の「障がい者福祉施設」
就職・再就職をサポートする
「就労移行支援事業所」
「てんとうむし北本」スタッフの長岡です。

本日は3/1はコンコルドが初飛行した日です。

イギリスとフランスが威信をかけて開発した
超音速旅客機を皆さんはご存知でしょうか。

時速がマッハ2(約2000㎞)なので、通常の旅客機
よりも2倍近い速さで、移動することができたため
世界各国で多くの発注があった商品です。

ただ、超音速飛行のための影響でソニックブームという
衝撃波の発生や超高度の飛行の影響で、オゾン層の破壊に
よる環境問題の発生や開発期間の長期化による費用の高騰、
速度を追求した結果、搭乗スペースが確保できなかったりと、
数多くの問題が散見していました。

このような状況で、イギリスとフランスは両国の威信にかけて
失敗を認めることが、中々できずに赤字がひたすらに増していく
という状況になってしまいました。

失敗が分かっていながらも、過去の資金の投入から
それを継続し続けている今回のような状況を経済学では
サンクコスト(埋没費用)と表します。

サンクコストは、経済学では考慮しないで物事を考えるべきという
ことが常識とされています。

私もコンコルドの話を最初に知った際には、どうしてすぐに
辞めなかったのかな、と考えていましたが、
今になって思うと、その当時のコンコルドに対する期待というのは
余りにも大きかったようなので、やむを得なかったのかも知れません。

身近な例でも〇〇ダイエットを行った際に、効果が出ていないけど、
今まで〇〇円使ってきたからやめるのはもったいないな、ということです。

皆さんは、サンクコストの経験はありますか。
もしあるのならば、思い切って断ってみることも大切かも知れませんね。

画像に関しては普通の旅客機なので、もしよろしければ、検索してみてください。

それでは、良い一日を。