ゆっくり動く
みなさん、こんにちは。
「就労移行支援事業所 てんとうむし北本」の利用者Y.Tです。
5月も終わりに差し掛かっていますが、早くも夏のように暑かった日があったり、涼しい日があったりと体がついていきません。
今回は「ゆっくり動く」ことの効果についてご紹介したいと思います。
私が初めて知ったのは5年程前、テレビで自律神経についての特集を見たときでした。
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2種類があり、それぞれアクセルとブレーキの役割を果たしています。
循環・消化・代謝・体温調整といった生命を維持するために不可欠な機能をコントロールしています。
心や体の調子をよくするには、この2種類の神経がバランスよく働いていることが大切です。
しかし、現代人の約7割が交感神経優位な状態とも言われています。
自律神経のバランスが乱れる原因はさまざまです。
ストレス、暴飲暴食、生活リズムの乱れ、運動や睡眠の不足、喫煙習慣、気候の急激な変化、加齢などが挙げられます。
さて、なぜ「ゆっくり」を意識することが自律神経のバランスにとって重要なことなのでしょうか。
それは、さまざまな動作を「ゆっくり」行うようにすると、「呼吸」が自然とゆっくり深いものに変わるからです。
自律神経はその名の通り、自分の意思とはまったく関係なく、自律してはたらいています。
「脈拍が速まってきたから元に戻そう」「消化吸収のスピードを速めてみよう」といくら念じても、コントロールすることは不可能です。
しかし、呼吸であれば自分の意思によって変えられます。
副交感神経を高め、バランスを保つためには、ゆっくり行動すること。
生活の中で「歩く」「話す」「食べる」などのさまざまな動きを、今よりゆっくりと行います。
ゆっくり行動することで、特に呼吸を意識しなくても、いつの間にか呼吸がゆっくり深くなっていきます。
「ゆっくり行動」を心がけると、
・血流がよくなる
・内臓の働きが活発になる
・心が平常心を取り戻す
・視野が広がる
・判断力や直感力が高まる
など嬉しい効果があるのだそうです。
すべての行動では難しくても、意識的にゆっくりする場面をつくってみてはいかがでしょうか。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
