いのち再び。~自信作です~
みなさん こんにちは。
自立訓練(生活訓練)事業所
てんとうむし北本
スタッフの渡辺です。
暖かい陽気が続き、白や濃いピンク色のハナミズキが見頃を迎えています。
ハナミズキは、東京都がワシントン市に桜を送ったお返しとして、
大正時代にアメリカから贈られたそうですよ。
一青窈さんの名曲のタイトルにもなりましたね。
さて、自立訓練てんとうむし北本の事業所では、
特別プログラムの中で、プロの方から掃除のやり方を
教えていただく機会がありました。
生活訓練の事業所だからメンバーさんにも掃除に参加してもらいたいですね、
という話になり・・・
掃除は強制ではありません。それでも皆で使う場所です。
納得して協力してしてほしいので、意見を出し合って考えました。
毎日掃除したいと思う場所はどこですか?
早く帰る人はどうするの?
役割はどうやって決めたらよいでしょう。
くじを引くのがよいかな。
特別プログラムの日は無しにしよう! などなど。
雑巾を洗う曜日は決まったけれど、さて、どこに干す❓という話になり、
その翌日に我が家で廃棄寸前の状態となっていた
バスタオル干し台らしきもの?を運んできました。
プラスチックは変色して劣化し、
ネジも1カ所取れていて無造作にビニールテープで
巻かれている有りさまでした。
創作を得意とするメンバーさんに相談し、
『昭和レトロのイメージで色やデザインを決めていこう!』
と決めると、早速作業にとりかかります。

この時、とても感心したことがありました。
絵が上手いから、と自分ひとりで仕上げるのではなく、
その日に居たメンバーさんやスタッフ全員が少しずつ筆を持ち
参加するように提案してくださったことです。
「均一じゃなくたって、失敗したって、それも味です!」
そんな会話をしながら自信作が完成しました✨
古くなったモノに、再び新しい命が宿る瞬間を目の当たりにしたときに、
心の中に《ぽっ♡》と明かりが灯りました。
何処にも売っていない、世界でたったひとつの『雑巾干し』
その横を通る度に、なんだか誇らしい気持ちになるのです。
