「珈琲」という漢字の由来は、実は・・・!

皆さん、こんにちは!
障がいをお持ちの方の就労を支援する事業所「てんとうむし北本」スタッフの渡辺です。
自称コーヒー大好き人間である私ですが、今回は「珈琲」という漢字の由来ついて語っていきたいと思います。

「珈琲」という漢字が当て字であることをご存じの方は多くいらっしゃると思いますが、由来までご存じの方は手を上げてください!
この記事をお読みの皆さんは、手を上げることはできましたか?
コーヒー大好き人間を自称する私ですが、恥ずかしながら最近まで「珈琲」の由来までは知りませんでした。
昔から気にはなっていたんですが(汗)。
「コーヒー大好き人間」は、決して詐称ではございませんので悪しからず!

それでは「珈琲」という漢字の歴史を紐解いていきましょう。
コーヒーが日本に伝来されたのは、江戸時代末期の18世紀の頃とされています。
当時は鎖国状態でしたので、長崎の出島でのオランダとの貿易によって国内に入ってきました。
当時のコーヒーはオランダ語で「Koffie(コフィー)」と表記され、「コッヒイ」や「カヒー」などと発音されていたそうです。

さてここからが本題です。
江戸末期の当時としては、外来商品に対しては漢字を当てなければなりませんでした。
そこで当初は、当て字として「可否」・「可非」・「黒炒豆」などが使われたようですが、なかなか浸透していかなかったようですね。
日本初の本格的な喫茶店として、1888年に現在の上野で開業されたお店の名前は「可否茶館」でした!
現代においても「可否」や「可非」などが使われていたら、コーヒー人口は今ほど増えなかったかも知れませんね!

そこでコーヒー普及の一翼を担ったのが、当時造語の天才と称されていた蘭学者の宇田川榕菴(うだがわようあん)という人物です。
さて皆さんは、コーヒーの実から何を思い浮かべるでしょうか?

榕菴さんは、何と女性の髪を彩る「玉飾りのついた花かんざし」をイメージされたんですね!

                                                  
珈琲の「珈」は、当時の女性が髪をまとめるために使った「かみかざり」と読み、「花かんざし」を意味する漢字でした。
そして「琲」は、「かんざしの飾り玉をつなぐ紐」という意味で使われていました。
榕菴さんの美的センスに只々脱帽です!
宇田川榕菴さんなくしては、日本のコーヒー文化は根付いていなかったかも知れませんね。

コーヒーの世界は本当に奥が深いです!
知れば知るほど引き込まれる世界です。
皆さんも機会がありましたら、コーヒーの世界に足を踏み入れてみてくださいね。
本日もご覧いただきありがとうございました!