「マンサフから学ぶアジアカップ」
こんにちは、就労移行支援事業所「てんとうむし北本」の利用者のTNです。
1月12日から男子サッカーの、AFCアジアカップ2023がカタールで行われています。
あれ? 2024年になったのになんで2023って大会名なの? と疑問に思われるかと思います。
実はもともと2023年に中国で6~7月の開催予定になっていたのですが、
パンデミックの影響で開催を辞退してその後カタールに決まりました。
カタールのその時期の気候(最低気温31度~最高気温41度平均!)
やCONCACAFゴールドカップという大会に参加予定だったため、
ワールドカップと同じように冬に開催することになりました。
その際、スポンサーの都合でもともとの大会名を継続するということになったので、
2024年に開催しているのに2023年が大会名という混乱するような名称になっています。
さて、本日(2/2)は、ベスト8の国が出揃ったタイミングになります。
最近の代表チームの好調から楽勝モードかと思われていた大会でしたが、
予選グループでは大苦戦(2勝1敗で2位通過)で、
見ていてハラハラするような試合が多かったです。
能力の高い選手たちでも、ほとんど組んだことのないメンバーや
あまり得意でない役割・配置を任されると厳しいんだな、と当たり前ですが感じました。
それと同時に日本以外でも優勝候補のチームが苦戦しているので、
アジアの平均レベルが上がっているのを感じます。
日本以外の話題ですと、イラク代表対ヨルダン代表の試合のワンシーンが注目を集めました。
日本戦で大活躍したイラクのフセイン選手がゴールを決めた際、
座って草を食べるようなパフォーマンスをしたのですが、2枚目のイエローカードをもらい退場になったのです。
このパフォーマンスは前半に先制ゴールを決めたヨルダンの選手も行っていたので、
あの地域で一般的なものなのかと思っていました。
SNS上では「草食べて退場は草」みたいなミームになっていましたが、
この事件には文化的な背景があったようです。
イスラエル出身のサッカージャーナリスト、Uri Levy氏によると、あれはヨルダンの伝統料理マンサフを食べる動作なのだそうで、それが相手に対する挑発と捉えられたようです。
審判はイラン出身の方だったので、その辺の文化や機微を感じ取れたのだと思います。
最初は厳しいジャッジだと思っていましたが、文化的背景を知ると、
相手文化をリスペクトするのは大切、というナイスジャッジだったと考えが変わりました。
私たちも他人の言動で理解しがたいものがあると思いますが、
マンサフの一件から、背景を知り、相手を尊重すると不要な諍いは避けられるという学びにしたいですね。
話が長い上に二転三転しましたが以上です。お付き合いいただきありがとうございました。