座り過ぎにご用心!
みなさん、こんにちは。
埼玉県北本市の「障がい者福祉施設」
就職・再就職をサポートする
「就労移行支援事業所」
「てんとうむし北本」スタッフの渡辺です。
6月29日放送のNHKの朝のニュース番組の特集で、
「日本人の座りすぎによる健康リスク」について
取り上げていました。
2011年にシドニー大学が行った研究調査によって、
日本人が平日に座って過ごす平均時間が7時間であり、
調査した20カ国中サウジアラビアと並んでワースト1位
であった結果が紹介されていました。
座り過ぎによってもたらされる健康リスクとリスク発生
の予防に取り組む企業の様子も紹介されていました。

長時間の座位行動と肥満や心血管疾患、糖尿病など
との関連性を示す疫学研究は2000年以降世界的に
増加し、2011年には世界保健機関(WHO)が
「座りすぎは世界で年間200万人の死因になる」と
発表し、喫煙や飲酒と並ぶ重大な健康リスクとして
国際的に警鐘を鳴らしました。

IT化によってデスクワークが増えたことで、私たちが1日
に座っている時間は必然的に増加しましたが、コロナ禍
以降在宅勤務が普及し、座位行動はさらに増加しました。
長時間座り続けることで血流や筋肉の代謝が低下し、
心筋梗塞、脳血管疾患、肥満、糖尿病、がん、認知症など
健康に害を及ぼす危険性が、最新の研究調査によって指摘
されています。
1日に座っている時間が4時間未満の成人と比べ、1日
に11時間以上座っている人は死亡リスクが40%も高まる
ことも調査によって明らかになっているようです。

以上の調査結果にドッキリされた方も多いのではないで
しょうか?
休日はほとんど座りっぱなしの私は、調査報告書を読み
ながら冷や汗をかいてしまいました!
これから猛暑が続き外出の機会も減りますので、早急に
何らかの対策をしなければならないと実感し、対策法を
ネットで調べたところ、スポーツ庁のHPに対策法が
紹介されていましたので共有させていただきますね。
(オフィスでの実践例)
- 用事があるときはメールや内線を使わず歩いて行く
- こまめにプリントやコピーを取りに行く
- 立って仕事をする(昇降式デスクの利用も)
- 立ってミーティングや会議をする
- 立つことを促してくれるアプリを活用する
(自宅での実践例)
- 座りながらテレビを見る時間を減らす
- テレビのCM中は立ち上がって家事をする
- ネットサーフィンは時間を決める
- 読書は1章読んだら、合間にストレッチを挟む
- ネットショッピングよりも買い物に出かける
仕事で立ち上がることができない場合は、かかとの
上げ下ろし運動をしたり、ふくらはぎを軽くもんだり
するなど、エコノミークラス症候群の予防方法を参考
にした足の運動も紹介されていました。

これからは座りっぱなしの時間を減らし、対策法を実施
しながら、健康リスクの低減に努めていきたいと思います!
皆さんもできるだけ座りっぱなしの時間を減らすこと
を意識しながら生活し、健康維持に努めてくださいね。
本日もご覧いただきありがとうございました!